中学生の教科書で、憲法について学んで、それっきりという人もいるのではないでしょうか。
そもそも憲法を学ぶ意味があるのかも怪しいと思っている人も。
しかし、行政書士試験を決意したからには、憲法も出題科目になっているので勉強しなければいけないですよね。
法律の勉強が初めてという人は、憲法の仕組みを理解することは重要です。理解すれば、法律はどうゆうものなのか、国民に対してどう効果があるのか、どんな法律がダメなのか、などこれから法律を学ぶ上で基礎知識が身に付きます。
今回、憲法について詳しく解説します。
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憲法は法律ではなく国家の基本法になる
法を学ぶ上で、憲法は法律に入らないので注意してください。憲法は、法律ではなく国家を作るため必要な最上位の基本法になります。
そんな憲法ですが、実務では使うことはほぼありません。
しかし、憲法を知っておくことは、国民なら日本国がどうあるべきかについて学べるので大切です。
例えば、憲法が最大の価値として挙げているのが「人として個人一人一人の人権尊重」です。これは、どんな服装、どんな生活、自分だけが変わった性格や考え方などを持っていたとしても、差別されることなくみな平等であり個人として尊重されるということです。
このように、憲法は日本国民として人がどうあるべきかについて根幹を学ぶことができます。
いじめ問題を減らすには憲法を学ぶべき
外国人の差別やいじめのニュースを見ると、漠然になぜこんなバカな考えや行動をするのだろうと思い時には不愉快にもなります。
いじめなどを無くすため、憲法は小さいときから子どもに学ばせる必要があると思います。
憲法が最大の価値はとして挙げているのが「個人の尊重」です。どんな人であろうがみな平等であるべきとなっていますよね。
小さなうちから学ばせておけば、いじめ問題は少し軽減されると思いませんか。
例えば、いじめに発展する事柄は、肌の色やみんなと違った考え方の性格など、大半がみんなと違っているから仲間外れになるケースが多いです。
そのような時に、外国人やちょっと変わった子ども。どんな人でも人権がありみな平等であることを教えることで、いじめも少しだけ減ると思いますよね。
法律は国民を制限する・憲法が国家を制限する
民法や会社法などさまざまな法律は憲法が元に作られています。
そのような国家が作った法律は、国民に対して権利を制限し、義務を課す内容になっています。言い換えれば、法律の内容を国民1人1人が守らなければいけないルールということです。
憲法はというと、まったく逆の考え方になります。国民の権利を守り国家が憲法の内容を守らなければいけないルールになっています。
憲法=国家を制限
法律=国民を制限
憲法は「国家の権力を制限して国民の権利(人権)を守る」ことになります。
昔の日本は、国民の人権は守られていません。天皇をトップと考え国民の人権、考えなどは二の次でした。戦後、連合軍の要求により大幅に改正して現在の憲法ができ上がったのです。
憲法3つの大原則
- 国民主権
- 基本的人権の尊重
- 平和主義
国民を守る憲法は、3つの大原則で成り立っています。
国民主権
国家の意思は国民による。国家の活動は、天皇、国会議員、公務員ではなく国民の考えを元に行っていくという国民主導の原則。
言葉通りですよね。日本は、国民が主導で国を作っていくということです。
基本的人権の尊重
国民1人1人が生まれながら持っている権利、義務を大切に保証しようとする原則。これが、憲法が最大の価値として挙げている「個人の尊重」になります。
平和主義
平和主義に関して、行政書士試験で出題される傾向が薄いので省略します。
この3つの原則は、犯すことのできない不変の原則になっています。他の法律で憲法に反する内容の制度は作れないようになっています。なので、憲法は国家の基本法なのです。
憲法の勉強方法は「統治より人権を重点的」に勉強する
憲法は、大きく分けて人権と統治に分かれます。
人権は、国民1人1人の権利義務を保証している人権尊重の説明をしています。
憲法の勉強では、統治より人権がより重要になります。また試験で出題される問題は、重要な判例も多くほぼ判例から出題されます。ですので、判例の読み込みが重要で人権は統治より多くの勉強時間を使うようにするといいでしょう。
統治は、国会、内閣、司法など国家の仕組みを形式的に定めた内容になっています。出題傾向は条文から問われる問題が多いので、条文の読み込みと過去に出題された問題をチェックをしておくといいでしょう。
まとめ
憲法は、他の法律とは似ているようで全然似ていません。憲法と他の法律では、制限している対象が違っているからですね。
憲法=国家を制限
法律=国民を制限
憲法は、国家を制限して国民の権利を守っています。それに対して他の法律は国民の権利を制限して国家のルールを国民に押し付けようとしています。
憲法は国家(天皇、国家議員や公務員)の暴走に制限をかける役割を担っているのです。
また、憲法は個人一人の人権を尊重しています。異国の人であろうがどんな考え方や変わった性格をしていてもみな平等です。
憲法を勉強することは、人としての在り方を学べるので大切です。
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