テキストに載っている判例で十分かな?あまり、教材費にお金を掛けたくないんだよなぁ…と。
判例集を購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか。
判例集を購入したほうがいいでしょう。
テキストに載っている重要な判例だけでは試験に対応できない場合があるからです。
判例を知っておくと、問題を解くスピードが早くなるのでお薦めです。
現在の記述式は判例から出題される傾向が強いでの、読み込んでおくことも重要になってきます。
このことから、判例集は購入しておくべきでしょう。
今回は判例集の使い方とメリットを紹介します。
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判例の読み込みは必要。判例を読む3つのメリット
まず初めに判例を読むメリットを紹介します。
メリットは3つです。
- 分からない問題に対応できる
- 解答スピードが上がる
- 法律の言い回しや難しい用語に慣れる
以下で1つずつ説明してきます。
メリット1:分からない問題に対応できる
判例を読んでおくと、法的思考が身に付きます。
法的思考と言っても三段論法やリーガルマインドみたいな、法学者が勉強する難しいことではありません。
もし、そのような法的思考を身に付けたければ、合格後に勉強すれば問題ありません。
ここでいう法的思考とはどういうものか。社会的に見て妥当かの判断ができるかできないかです。
例えば、刃物で人を刺して死亡させた場合、社会的に見て良いと思いますか、悪いと思いますか。そんなことは小さな子どもでも分かりますよね。当然に悪いことです。
裁判官は難しい言葉で判決を言いますが・・・簡単に言えば「悪いことしたから罰します」と言っているだけです。
このように、社会的に見たら妥当なのか判断できること。
それが、私が伝えたい法的思考になります。これが身に付けば、難しい問題に対してある程度、解答ができますので試してくださいね。
メリット2:解答スピードが上がる
多くの判例を読めば、それだけ広い知識が身に付きます。
問題文を読んだときに見たことある判例と見たことがない判例では、脳の処理スピードが違ってきます。
例えば、問題文の判例が見たことある場合「指紋のおつなを強制~」と出てきただけで、これは「強制されない自由があり、かつ外国人にも等しく及ぶ」と脳が処理できます。
全文を読まなくても、最後の1文「外国人にも等しく及ぶと解される。」を読むことで、これは妥当〇と判断できます。
※2007年度憲法問6の1肢(指紋押捺拒否事件最高判)
このように、最初の1文と最後の1文を読むだけで解答ができるようになり、大幅に解答スピードの時間が短縮されます。
メリット3:法律の言い回しや難しい用語に慣れる
初学者にとって、法律の文章は馴染みのない言い回しだったり、難しい用語が使われていると思います。
これに慣れるには、ひたすら法律文章を読むしかありません。
慣れるために判例を読むことがお勧めです。この方法が一番効率よくかつ点数も上げることが可能になり一石二鳥ですね。
判例には裁判官が下した「判旨から判決まで」難しい用語がびっしり詰まっているので・・・それを読み取れれば、問題やテキストに書かれている法律用語も簡単に理解できるようになります。
以上で判例集を読むメリットを紹介しました。
判例の読み込みはスキマ時間を有効に活用する
判例集を読む場合、まとまった時間は必要ありません。
現代の日本人は、非常に忙しく中、大切なことを削って毎日の試験勉強に励んでいる人もいるでしょう。
そのような受験生は、判例の読み込みに時間を割くのは厳しいし勿体ないですよね。
ですので、仕事の休憩時間や移動時間などのスキマ時間を利用するのが効率良くていいでしょう。
スキマ時間ができたら1判例だけ読む。
判例ごとに細かく区切って読んでいけば問題ありません。その場合は、付せんを利用しましょう。
スキマ時間を活用するためには、短時間で読む箇所を開いて読まなければいけません。
本を出して・・・本を開いて・・・こんなことをやっていればあれよあれよと時間が無くなってしまいますよね。
スキマ時間を有効に活用するため、読む箇所に目印を付けすぐに読めるようにしておきましょう。
判例集の選び方は、コンパクトサイズがおすすめ
判例集は、行政書士試験専用の物を購入すれば問題ありません。
どの判例集を選んでも、作られ方に多少違いがあっても記載されている判例はほぼ同じです。
できれば、手軽に持ち運びできるコンパトサイズがいいですよ。
最悪、費用を気にするならば中古の判例集でも構いません。
1年間で重要な判例が増えることはまずないと思ってもらって大丈夫です。そのような重大な判例があれば、必ずメディアで取り上げられるので気づいたら加筆しておけばいいでしょう。
判例の読み方を紹介
試験では、判例の判旨(判断の趣旨)などの細かい内容が問われることがあります。
しかし、そのような判例は、テキストにも載っている重要な判例ばかりです。そのような重要な判例は、じっくり読んでおくことで対応しましょう。
それ以外のテキストに載っていないマイナーな判例は、「事件の内容と結果(判決)」を覚えれば問題ありません。
結果を覚えていれば、本試験での選択肢を切るのに役立つからです。
受験生には、判例をどうやったら覚えられるのかと悩む人もいますが・・・これは数をこなすしかありません。より短時間で、反復して判例を読む以外にコツはありませんので数をこなしましょう。
一字一句覚えるのはナンセンス
だからといって、判例を一字一句覚えることは不可能です。
一字一句覚えようと思わず読むこともコツです。私だって一字一句判例の内容を覚えていません。
それよりも判例を読むことに慣れておくべきです。
本試験で、知らない判例に出くわしても読むことに慣れていれば、落ち着いて対応することができます。
試験中に焦ることは、不合格になる重大なミスを引き起こす原因になってくるので注意が必要です。
点数が伸び悩んでいるなら判例を読もう
いかがだったでしょうか。
開業を考えているなら判例を読んでおくことは必須です。
実務の場面でも、判例を元に相談の対応に応じる場合があるからです。
例えば、離婚相談が来たとします。不貞行為をしている本人側から離婚ができるのかという相談がくることもあるでしょう。
有責配偶者の履行請求の判例を説明し、「できることもあるが、長期間の時間と未成年者の子供がいない」などの要件がありできるか厳しいと伝えます。
このように、合格後のためにも判例を勉強しておくことも重要です。
先を見据えつつ、点数が伸び悩んでいるのなら・・・判例の読み込みを取り入れてもいいのではないでしょうか。
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行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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