模試など本試験と同じ60問を解いて時間内に終わっていますか。
問題を解くのが遅い。記述式や文章理解に使う時間がない。終わるけどいつもギリギリ。なんていう人もいるのではないでしょうか。
本試験は、極度の緊張と見たこともない問題の対応で、1問に掛かる時間はいつもより多いかもしれません。
毎回、ギリギリだと本試験で全問終わるのは難しいかもしれませんね。
しかし、60問解く対策をしっかりしておけば、焦ることなく解けるようになります。模試程度なら30分は余裕を持って終わりにすることも可能です。
今回は、瞬時に選択肢を切って解答スピードを3倍も4倍にも上げる方法を教えます。
問題を解くスピードが上がらない悩みとは
問題を解くスピードが遅い人は、基本的に1つの問題に対してじっくりと考えてしまい遅くなっていることが多いです。
かくいう私も、どの問題に対してもじっくりと考えて解いていました。
しかし、それでは問題を解くスピードが上がらず、どうしても60問すべて解けたとしてもギリギリで見直す時間が無いなどいつも慌ただしく余裕がなかったのです。
瞬時に、誤りの解答を探し出せたら…もっと早く解答できるのに…
問題文を読まなくても、正解の選択肢が見つけられたらいいのに…
こんなことを思いながら、どうやったら、この悩みを解決できるいつも考えていました。
合格者が使うテクニックを使えば、問題を解くスピードは上がる
合格者ならこの悩みの解決方法を知っています。合格者と不合格者の違いは法律の知識量や理解力の差ではなく、試験に対する解答テクニックを知っているかです。以下で伝える方法を行ってもらえれば、解くスピードが3倍にも4倍に上がります。
そうなれば、記述式や文章理解に時間を掛けられるばかりか、その後の見直しにだって時間を掛けることも可能です。
次から例を出してそのテクニックを教えます。これができるようになれば、解答スピードは飛躍的に上がるでしょう。
テクニックその1『限定言葉』
まず最初は「限定言葉」です。
選択肢の問題文にある言葉が入っていることによって、「それ以外はない」という反証を許さない内容の文になり、その言葉が入っているだけで誤りの可能性が高くなります。
基本的に、試験問題は「原則がこうだけど、例外はこうなっているよね。」という形で作られていることが多いです。しかし、反証を許さない文ではその基本に沿っていないことになり、明らかにおかしい問題文になっています。
私は、問題文を見た時にまず最初にこの限定言葉を探して選択肢を切りに掛かります。そうすることで、解答の短縮に繋がりスピードが向上するからです。
Aは、Cのみに対して、求償する
上記のような、「のみ」などの限定な言葉が入っていた場合は、注意が必要です。入っていれば真っ先に飛ばすか疑って問題を解いてくださいね。
補足
ここで、限定言葉の種類を挙げておきます。下記のような言葉が出てきた注意する必要があります。
~のみ・常に・明らか・限り・すべて・原則…etc
このような言葉は、それ以外はないという反証を許さない言葉になります。
テクニックその2『グループ分け』
次のテクニックです。これはグループ分けです。
5肢択一の問題文は、グループに分かれていることがあります。では、簡単な例を挙げてみます。
- 幸福追求権について
- 幸福追求権について
- プライバシーの権利について
- プライバシーの権利について
- 幸福追求権について
この例題は、『プライバシーの権利』と『幸福追求権』に分かれます。
この場合、プライバシーの権利が書いてある3.4の選択肢から先に確認していきます。プライバシーの権利のグループに正解があれば残りの3つの選択肢を見なくていいので、解答スピードが短縮されます。
ただ、同じ内容を指す物や言葉のグループ、3つと2つのグループなど、グループ分けに決まりはありません。しかし、グループ分けができると解答する順番が明確になってくるので飛躍的に解答スピードが上がりますね。
補足
グループ分けですが、3つのグループと2つのグループに分けることができたら、少ないグループの選択肢から見ていくのがいいと思います。過去問の分析から少ないグループに正解の選択肢が多い傾向があります。
統計を出したわけではないので、定かでありませんが…一般知識の問題を解くときに役に立ちますので、頭の片隅にでもいれておいてくださいね。
テクニックその3:『限定言葉』『グループ分け』のミックス
つぎに限定とグループ分けがミックスされている例を挙げます。あくまでも、これは内容を理解するのではなく、瞬時に限定言葉とグループを探すことがコツです。
- 利益集団
- その他+限定言葉(常に)
- その他
- 利益集団
- 利益集団
これは、常にとグループ分けがミックスされた問題例です。
この場合、最初に見るのはグループ分けの少ない選択肢2.3です。そして、今回、妥当でない選択肢を選ぶので…限定言葉が入っている選択肢2を先に見ます。結果、正解の解答2になっています。
1.3.4.5の選択肢は見なくていいことになりますので解答スピードは飛躍的に上がりますね。
まとめ
行政書士試験に合格できる人は、このような問題を正解に導くための解答テクニックを必ず知っています。もちろん、今回の記事を読んでテクニックだけを覚えたからといって、知識と理解力を上げる勉強を怠ってはいけません。
解答テクニックの効果を最大限に発揮させるには、勉強内容を理解していることが最も重要です。
日々の勉強とこのテクニックを使って合格を勝ち取ってくださいね。
※このテクニックは、私が独自に過去問を分析して見つけたものです。合格を保障や正解の選択肢を見つけるための保障にはなりませんので、使うときは自己責任でお願いします。
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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