行政書士試験は、他の試験と重なる科目が多くあります。行政法もその1つです。行政法は、公務員試験でも、必須科目になっているのです。
そのことを知った受験生が、行政法の知識を深めようと公務員用の問題集に手を出す人がいます。
本当に、公務員用の問題集が必要だと思いますか。あなたならどう思いますか。もしかしたら、すでに、問題集を購入して勉強しているのでは。。。
しかし、公務員用の問題集を使って勉強するのはおすすめできません。
行政書士で勉強する行政法と公務員で勉強する行政法では問題の質が違うから、公務員用の問題集を使った勉強は、無駄な時間になります。
基本的に行政書士の勉強で他の問題集を使う必要はないでしょう。なので、公務員用の問題集を使う必要性はまったくありません。
今回は、どうして公務員用の問題集が必要ないことをさらに詳しく説明します。
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短期間で「合格すること」がもっとも大切です。
独学で合格を目指すデメリットは1から勉強ノウハウを調べるところです。それでは非効率ですよ。
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管理人
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公務員問題が必要ない3つの理由とは
先ほどの繰り返しになりますが、公務員試験にも行政法の出題があります。
受験生には、どんな問題が出題されても対応できるように公務員試験の問題に手を出している人も少なからずいます。
冒頭で問題の質を理由に解かなくていいと言いました。さらに解かなくていい理由があるので紹介します。
- 行政書士と公務員では、問題の質が違う
- 行政書士のほうが問題レベルが高い
- 何のために、行政書士専用の問題集が出ているのかを考える
それでは問題の質も含めて1つずつ解説していきます。
行政書士と公務員では、問題の質が違う
行政書士と公務員の問題では、そもそも聞かれていることが違います。それは難しさの違いではなく問題自体の質が違ってるので、解いてもあまり行政書士試験には役に立ちません。
行政書士の問題は、行政法全体のことを聞いてくるイメージです。例えば、行政手続法は~は適用される。
などのように、法律や条文を指す問題が多いです。
逆に、公務員の問題は、現実で行っている行政活動について聞いてくるイメージです。例えば、認可は、~~例として○○○○の許可がある
などのように、公務員は行政活動について聞いてくる問題が多いです。
というのも、合格後の行く道の違いで問題の質が違っているのでしょう。
公務員は、行政の手と足となって内部で働くことになり、行政活動が主体になるからです。なので、行政活動について問題が多いのです
行政書士は、許認可を取るために、どんな法律が適用し行政側に対応しなければいけません。外から働きかけることになります。なので、行政に関連する法律の問題が多く出題されるのです。
このようなことから、公務員の問題を解く必要がありません。
行政書士のが問題のレベルが高い
公務員の問題は、素直な問題が多いです。原則はこうなるから答えも原則の通り。に答えさせる問題です。
行政書士試験で出題される問題は、そこからもう一段階、高い答えを要求してくることが多いです。原則はこうですよね。じゃー例外はどうでしょうか。原則は知ってて当たり前だから、もっと深く勉強しておいてね。というような問題が出題されます。
行政書士の問題の方が、公務員の問題よりもレベルが高いので、公務員の問題を解く必要はありません。
なぜ行政書士専用の問題集が出ているのかを考える
そもそも、なぜ行政書士専用の問題集が出ているか考えるべきです。それが分かれば、他の問題集が必要ないことが分かります。
公務員用の問題集は、公務員になるための問題
行政書士用の問題集は、行政書士になるための問題
公務員の問題集を使う必要はまったくありませんよね。
公務員用の問題集を解く時間も費用も勿体ない
公務員用の問題集を解くことが、どれだけ無駄か分かったと思います。もし、すでに公務員用の問題集で勉強をしているなら、その時間は無駄に使っているだけになります。
その問題集を買った費用も無駄な出費だったということです。
これから、公務員の問題集を解こうと考えていたら、大切な時間とお金を使うことがなくなって良かったと思ってくださいね。
その時間とお金は、行政書士になるために使ってあげるべきです。
公務員試験の問題を解くメリット『知識を深める』ためには良い
解く理由はないと言ったのですが、1つだけメリットがあります。
公務員の問題を解くことで
行政法の知識は深まる。
公務員は行政の手と足となって動かす機関です。現場で行政法をどう利用しているかが詳しく分かってきます。
しかし、それだけのことで公務員用の問題集を使って勉強するメリットはないと思います。
まとめ
行政法の勉強で、公務員用の問題集は使う必要はまったくありません。
なんで、ここまで言い切れるのか。。。それは、私が公務員試験の問題集を使って勉強したことがあるからです。
結果的に使って勉強した年は、不合格でしたが…
合格したいなら、行政書士専用の問題集を徹底的に攻略してください。それが合格の近道です。
- 人に役立つ仕事がしたい!
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行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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