行政書士の試験は6割取れれば合格できるって聞いぞぃ
そうだね。行政書士は300満点中180点取れば合格だから6割だね。
行政書士は、全体の6割以上取れば、合格できる試験です。
受験生ならみんな知っていると思います。
しかし、不合格になる人は、6割を取る勉強方法がおこなっていません。
勉強が中心になってしまい、6割を取ればいいことを忘れてしまっているのです。
私も同じ過ちをおかしました。
行政書士に、時間をかけず合格するためには、やらなくていい勉強を省くことが大切です。
この記事で「6割取る勉強方法」を伝えますのでしっかり身につけましょう。
この記事の学び
- 6割取る勉強方法が分かる
- ダメな勉強方法が分かる
- 科目別で割合が分かる
管理人
- 専業行政書士(平成28年登録)
- 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
- 相続専門として年間相談件数は100件以上
- 副業ブログで収益(最高6万円/月)
- twitterフォロワー数2万超え
行政書士試験は合格率が低い4つの理由とは
何度でも言います。
行政書士は
満点中6割!
で合格できる試験です。
ちょっと勉強すれば合格できそうなイメージを持ちますよね。
それでも、毎年の合格率10%を推移して難関資格の部類に入ります。
では、なぜ6割取れば合格できる試験にも関わらず合格率が低いか?その理由を紹介します。
合格率が低い4つの理由
- 法律資格の登竜門と考えられている
- 足切りがある
- 記述式で調整されている
- 6割という数字に騙されている
法律資格の登竜門と考えられている
行政書士は、他の弁護士や司法書士と比べてレベルが下がる資格試験です。
将来的に、弁護士などを目指したいという人が、まず「行政書士を勉強してから」と法律試験の登竜門と考えている人もたくさんいます。
登竜門だから簡単に合格できる!
と勘違いしている人がいます。
実際には、ちょっと勉強しただけでは簡単に合格できる試験ではありません。
このように行政書士を過小評価している人も多くいます。
足切りがある
行政書士の試験は、法令科目と一般知識で足切りがあります。
行政書士試験の足切り
- 法律科目⇒50%未満(122点)
- 一般知識⇒40%未満(24点)
特に一般知識の足切りが、合格率を下げている要因です。
受験生は法律科目の対策はしっかり行い、逆に一般知識対策はせずに試験に望む人もある一定数います。
しかし、この足切りを免れなければ、6割以上の点数を取ったとしても不合格です。
私も、3回目の試験でまんまと一般知識の足切りになってしまった苦い経験がありますので注意。
記述式で調整されている
行政書士は絶対評価形式の試験です。
絶対評価形式とは、300点中180点を取れば誰でも合格できる試験のことです。
しかし
記述式の採点方式が不透明…
あくまでも、推測ですが…その時の他の科目のでき次第で、記述式を厳しく採点し最終的に合格率を調整されているでしょう。
実際に試験センター側でそのような報告は上がっていないので定かではありません。
しかし、私が合格した時に、調整があったのでは?という出来事あったので、あながち嘘とも言い切れませんね。
6割という数字に騙されている
多くの人が、6割という数字に騙されて、行政書士試験の受験を決意しています。
だってそうですよね。
半分とちょっとだけの点数を取れば合格できるのですから。学生時代のテストをイメージですね…
いざ、勉強を始めてフタ開けたら、覚える内容の多さや難解な法律用語の理解など勉強する量と質に圧倒されます。
数年前の1ケタ台に比べて合格率も10%と高くなりましたが、それは受験生の質が上がっているだけで、試験自体は難化傾向にあります。
そんな行政書士試験なので、軽い気持ちで試験に望み不合格になっている人がいます。
完璧を目指す必要はない。間違った勉強法の特徴。
ここからは、そんな6割取るために間違った勉強方法をしている人の特徴をお伝えします。
間違った勉強方法
- テキストの隅から隅まで完璧に暗記しようとする
- テキストの内容を完璧に理解しようとする
- 問題で問われた内容を完璧にしようとする
- 全科目を完璧して高得点を取ろうとしている
- すべてにおいて完璧でないといけないと思い込んでいる
どうでしょうか?上記には共通点がありますよね。
完璧!
この言葉に気づいたと思います。自分も思い当たる節があったのでは…
そうです。ダメな勉強方法している人は、完璧な勉強方法を目指している人です。
さらに下記に当てはまったら注意。
間違った勉強方法2
- 民法を深く勉強している
- 会社法は全問正解を目指ししている
- 行政書士以外の問題集をやっている
- 政治経済社会、時事対策で新聞等を読んでいる
- 捨て問まで正解にしようとしている
上記を読んで思い当たる節があったら、すぐにでも勉強方法を見直すか、意識を変えることをお勧めします。
完璧主義者の問題点
時には完璧であることもいいのですが、資格勉強では悪でしかありません。
完璧にするまで次の科目に進めない…
試験直前になっても勉強範囲が終わらなくなってしまい結果不合格。
さらに本試験では合格に影響がない捨て問が出題されます。
完璧主義者は、その問題でも正解しなければと思っています。
結果…解けない苛立ちでその後に影響が出てしまい不合格。
これが、完璧主義者の問題です。
「1度の勉強で完璧に理解しなくても大丈夫」「捨て問は解けなくて当たり前」
など
気持ちを切り替えて進めることが重要です。
過去問は完璧にするべき!
6割取る勉強を進めるに当たって、テキストの内容を一字一句完璧にする必要はありませんが、直近10年分の過去問は完璧に解けるようにしなければいけません。
過去10年分の問題から4~5割、出題傾向を変えて本試験で同じ内容の問題が出題されているからです。
これを聞いて…合格率10%の難関資格が、過去問10年分を完璧にしただけで全体の4割も取れるのか!
私は、過去問と直近の本試験を照らし合わせたから間違いないと思います。
過去問はそれだけ重要なのです。
過去問は、必ず完璧にできるようにしてほしいです。
本試験で実際に目指してほしい目標点を紹介しておきます。
科目 | 問題数 | 配点 | 割合 | 目標点 |
---|---|---|---|---|
憲法 | 5 | 20 | 5→3 | 12 |
民法 | 9 | 36 | 9→7 | 28 |
行政法 | 19 | 76 | 19→17 | 68 |
商法・会社法 | 5 | 20 | 5→3 | 12 |
基礎法学 | 2 | 8 | 2→1 | 4 |
多肢選択式 | 3(12) | 24 | 12→8 | 16 |
記述式 | 3 | 60 | 30 | |
一般知識 | 14 | 56 | 14→9 | 36 |
合計 | 60 | 300 | 206 |
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
行政書士の試験は300点中180点の6割を取ることが目標です。
このことを忘れてしまうと、無駄に勉強時間だけが増え最悪不合格になってしまいます。
行政書士に必要な知識は開業してからでも勉強できます。
むしろ、開業後のが、実体験を兼ねているので活きた勉強ができますよ。
最後にもう一度、間違った勉強方法を記載しておきます。
間違った勉強方法
- テキストの隅から隅まで完璧に暗記しようとする
- テキストの内容を完璧に理解しようとする
- 問題で問われた内容を完璧にしようとする
- 全科目を完璧して高得点を取ろうとしている
- すべてにおいて完璧でないといけないと思い込んでいる
間違った勉強方法2
- 民法を深く勉強している
- 会社法は全問正解を目指ししている
- 行政書士以外の問題集をやっている
- 政治経済社会、時事対策で新聞等を読んでいる
- 捨て問まで正解にしようとしている
間違った勉強方法はすぐに辞めて、合格を勝ち取りましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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