独学で行政書士を目指そうと思っているんだが、勉強順番が分からん…
独学だと、勉強順番とか勉強方法とか全部自分で決めないといけないから大変だよね。
独学で合格するには、勉強する科目の順番が重要になってきます。
基礎法学だから1番最初に勉強すればいいのかな。
いえいえ、基礎法学は法律科目の中でも最後になります。
それに試験では2問しか出題されません。
にもかかわらず、勉強する範囲は膨大であり、難問まで出題されるから厄介です。
なので、後回しで他の科目が優先になります。
このような情報を知っていないと、やみくもに進めてしまうことになり合格するまで無駄な時間かかってしまいます。
そうならないために、勉強する科目の順番は大切。
勉強する順番は
勉強科目の順番
- 憲法
- 民法
- 行政法
- 会社法
- 基礎法学
- 一般知識
の順番がいいでしょう。
さらに勉強する科目の順番について詳しく説明していきます。
本記事の学び
- 科目の勉強順番が分かる
- 科目別の詳細が分かる
管理人
- 専業行政書士(平成28年登録)
- 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
- 相続専門として年間相談件数は100件以上
- 副業ブログで収益(最高6万円/月)
- twitterフォロワー数2万超え
行政書士合格を独学で目指すなら
まず行政書士の基礎知識となる「下地」がもっとも大切です。
独学で合格を目指すデメリットは1から勉強ノウハウを調べるところです。それでは非効率ですよ。
初期投資と考え、思い切って通信講座を利用して合格を目指しましょう。
ちなみに、低価格でも安心して受講できるスタディングがおススメです。
いますぐ行政書士を目指したい方はこちらからどうぞ。
独学で進めるなら、行政書士の全体像の把握が大切
行政書士の資格を目指すため、いきなり勉強し始めてもいいのですが、全体像を把握してから進めたほうが効率的ですよ。
ゴールまでの道のりが分からなければ、いつになってもゴールにたどり着けませんよね。
全体像=ゴールまでの地図
手っ取り早く全体像を把握するためには、入門書をサクッと読んでみるといいですよ。
時間をかけず、パラパラ目を通すだけでも十分です。どんな科目があって、どのような勉強するのか。いつ試験があるのか。
などなど
頭の中で、地図を描けるか描けないかで、合格までの時間が変わってくるでしょう。
勉強をする科目はどれから?効率がいい順番を紹介
ここからは、冒頭で伝えた勉強する順番を解説していきます。
勉強科目の順番
- 憲法
- 民法
- 行政法
- 会社法
- 基礎法学
- 一般知識
①国民を守る憲法
憲法は抽象的で分かりにくいと言われているが、法律を学ぶ上で大切な基礎知識になります。
他の法律とは違って、憲法とは国民1人1人の人権を国家から守っています。
逆に、民法などの法律は国民が国の決まりを守らなければいけません。
憲法は他の法律と真逆の考え方をするものになります。
また人権を定めた以外に、国家とはどういう仕組みで成り立っているのか?
立法、司法、行政
三権分立を説明しています。
憲法の考えた方を理解し、他の法律と対比させていくことで法律の勉強が理解しやすくなります。
②法的思考を要する民法
次に民法です。
私人同士の原理原則を定めたものが民法です。
条文は1000以上と膨大であり、さらに判例も多く学習に時間が掛かります。
試験科目では、次で説明する行政法に次いで重要科目に位置付けされ、早い段階から対応する科目です。
本試験で出題される問題の傾向は、長文の事例が多く、判例と条文の知識を要する思考問題が多い。
暗記で対応するのは難しく腰を据えてじっくり勉強することになり、憲法の次にスタートします。
③暗記の行政法
次に行政法です。
行政法は、試験の中で一番の出題数を誇っています。
試験に「行政」という名が付く資格ですから当然と言えば当然ですよね…
ちなみに、行政法で点数を取らなければ絶対に合格できないので注意。
行政法は、
- 行政手続法
- 行政不服審査法
- 行政事件訴訟法
- 国家賠償法
- 地方自治法
からなる総称です。
そんな行政法ですが、多くの人が苦手意識をもっているようです。
しかし、仕組みが分かってしまえば簡単に点数が伸ばせる科目です。
覚える量は1番多いですが、ほとんどが暗記していれば解けるような問題ばかりで、バンバン点数が取れるのが行政法です。
行政書士は、憲法、民法、行政法の3科目が重要
上記3科目が、試験の重点科目です。
初学者は、この憲法、民法、行政法の3科目を終わりにすることを目指してください。ここまで、いけば勉強の6割は終わったと思っていいぐらいです。
この3科目をやり遂げることで、試験直前に行う模試の点数も上がり勉強のモチベーション維持に繋がってきます。
④点数と勉強量を考慮した会社法
最重要科目が終わったので、次に会社法です
出題数は5問で、憲法と同じです。
この会社法は
- 商法
- 会社法
に分かれます。
商法は、商売を営む人の基本法です。会社法は、会社の設立や仕組みをまとめた法律です。
2つの法律を合わせると条文数は民法と同じ1000を超えます。
憲法ほど重要な内容でもなく、条文数の割には出題数も少ないので上記の3科目より、勉強時間を掛ける必要はありません。
⑤出題範囲が膨大な基礎法学
法律科目で最後に勉強するのが、基礎法学です。
基礎と書いてありますが
法律の基礎が学べるわけでないややこしい科目
また、行政書士に関連すれば、すべて基礎法学の内容になってしまうので手に負えない科目なんです。
どうゆうことかと言いますと、例えば、裁判業務に関われない行政書士ですが、非裁判外紛争(ADR)は、仕事の知識にも関わりテキストに載っていなくても出題されたりします。※現在はテキストに記載あり。
基礎法学という科目を作ることで、なんでもありの問題が出せるようになっています。なので、基礎法学の内容は膨大です。
しかし出題数2問と少ないので、そこまで固持して学ぶ必要はありません。
⑥最後でも問題ない一般知識
①~⑤までが行政書士で学ぶ法律科目です。
そして、最後は一般知識です。
一般知識は、政治経済社会や時事など1年間で起きたことや、個人保護関係、文章理解などの問題が出題されます。
足切りがあるので注意
毎年、この一般知識の対応ができず、多くの受験生が足切りにあい不合格になっています。
ただし、個人情報関係や文章理解は確実に出題されますので、そのような問題をきっちり取れば、大丈夫です。
そのことも踏まえた上で一般知識は最後で問題ありません。
まとめ:独学よりも通信講座がおすすめ
以上が、独学で進めるときの科目の勉強順番です。
お伝えした順番は
予備校や通信講座でも同じ
お金を掛けたくないから、独学の道を選択しようと思っているなら、考えを変えたほうがいいですよ。
独学の場合、進め方や勉強方法を自分で調べながら進めていくことになり、かなり効率が悪いです。
短期合格を目指しているならなおさらです。
独学と通信講座を比較した年収ベースを図にしましたので参考にしてください。
今なら10万円以下でも、良質な通信講座はたくさんあります。
独学でも2万くらいはかかってしまうので初期投資を渋るくらいなら通信講座を利用したほうが断然おトクです。
サクッと合格して開業したほうが5年後の総年収にも大きく変わってきますよ。
今回は、これで以上です。行政書士を目指して夢を叶えましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
⇩⇩