テキストを自分用にカスタマイズすることが、合格の近道です。
重要な箇所にマーカー。過去問の出題箇所を記入。気になったことを記入。など私も受験時代は多くの情報をテキストに書き込んで独自のテキストに仕上げました。
そんなテキストは、行政書士の勉強で過去問題集と同じぐらい使用頻度が高くなります。
よくテキスト選びで悩む人も多いですが、最近のテキストはカラーや図を使って使いやすく工夫されており、どこの教材を選んでも品質に差はありません。
それよりも、選んだテキストを自分の使いやすいようにカスタマイズしマイテキストに仕上げるようにすることが重要です。
今回は、テキストのダメな使い方から有効的な使い方にシフトチェンジできるように解説します。
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不合格者の駄目な使い方を学ぼう
まずは、ダメなテキストの使い方から説明します。
ダメなテキストの使い方に多くいるのが不合格者です。
なぜなら、持っているテキストを完璧に使いこなせていないにも関わらず他のテキストに交換してしまうからです。交換してしまう理由は。
例えば、「現行の試験に適応してない」「どこどこのテキストは去年の本試験に対応していた」「読んでいても、知識が定着しない」「内容が薄くて、信用できない」
などの理由で持っているテキストが使えないと判断してまうのです。このような考えでテキストを使用している人は高い確率で合格は難しいでしょう。
考えれば分かるのですが、資格校(市販含)のテキストは過去から現在の本試験で出題された内容を元にして作っています。そこに各資格校のオリジナルの知識を加えているだけです。
その予想した内容がたまたま今年度の本試験で当たっていたに過ぎず、翌年度以降も予想が当たるか信用できません。なので、最新のテキストで勉強したとしても、本試験に載っていない問題や内容は絶対に出題されます。
上記のようなことに惑わさて他のテキストに変えようなどと思わず、お持ちのテキストを完璧に使いこなせることが合格するために必要になります。
前年度の古いテキストでも合格できるのか
受験生から相談で「古いテキストでも合格できますか」という質問があります。答えは、再受験生で前年度までテキストならOK(大幅な改正がない場合)です。
テキストの内容は前年度と大幅な変更がないことが多いので、再受験生の方なら法改正の部分を加筆すれば問題ありません。
しかし、初学者は古いテキストを使うのは絶対に辞めておいたほうがいいです。そもそも勉強の内容すら分かっていないので、古いテキストと最新のテキストとの変更箇所が分からず、間違って覚えてしまうからです。
「あと1問取れてれば、合格できたのに…」という声をよく聞くことがあります。
合格できるかの分かれ道は「1問の差」で天国にも地獄にもなってきます。もし、これが古いテキストでは対応していない箇所だった場合どうでしょうか。
最新のテキストだったら1問を取れていた。私ならゾッとしますね。1年間の勉強が水の泡と消えていくことになります。
古いテキストでも合格はできます。しかし、このような心配があるなら古いテキストは辞めて最新のテキストで進めることをおすすめします。
ここでちょっと余談です。私が合格した年は、テキストのみ最新にし、残りの教材(過去問題集や六法や判例集など)は古い物を使っていました。
法改正などもあり、1問で泣きたくと思ったのでテキストだけは最新にして勉強をしました。
テキストはきれいに使用する必要はない
ここからは、マイテキストの作り方について解説します。
よくテキストをきれいに使用する人もいますが、そんなことに意識する必要はまったくありません。破れようが汚れが付こうが、使いやすいように使用して合格できればいいだけです。ですので、テキストにはどんなことでも書き込み多くの情報を詰め込むのがいいでしょう。
例えば。
- テキストに載っていない問題
- 重要な部分に下線を引く
- 過去問で出題されたひかっけ部分
- 似たような要件の比較図
- 改正の分野
など気になったことや必要だと思うことはどんどん書き込んで、マイテキストに仕上げるのです。そして、マイテキストに仕上げたら何度も読み返すようにしてください。
記憶定着は他人が書いた文字より、自分で書いた文字のが記憶に残りやすいです。なので、テキストを自分なりに仕上げたら、必ず何度も繰り返し読み返すことで記憶に定着していきます。
テキストは、辞書派それとも通読派。あなたはどっちを選ぶ
テキストはどのように使っているでしょうか。テキストの使い方は人それぞれです。
辞書派もいれば通読派の人もいます。
辞書派は、テキストを辞書代わりにして問題を解いているときに使う。通読派は、テキストを何度も読み暗記に使う。
もしくは、両方をうまく利用している人も。他人の勉強方法を真似しても意味がないので、テキストの内容が分かってきたら独自の使い方を見に付けるのがいいでしょう。
過去問中心の勉強では点にしかならない。通読で1本の線にしよう
それでも初学者はどのような使い方で進めていいか分からないと思いますので、私が取ったテキストの使い方を教えます。読んでぜひ独自の使い方を身に付けてください。
私は辞書派です。テキストをざっと流し読みし内容を理解して、過去問の解くことを中心に進め分からない箇所が出てきたらテキストに戻って確認にするようにしていました。
「問題→テキストで確認→問題→再度テキストで確認」
このように、テキストを辞書代わりに使い、すぐに問題に戻って進めていきました。
しかし、過去問題集だけを中心を進めていくのは避けましょう。過去問はテキストのある一部に焦点を当てて出題されていますので、深く理解しにくい場合があります。
深く理解させてくれるのがテキストになります。
なので、過去問題が一通り(科目ごとでもOK)終わったら再度テキストを読むと全体像がより把握でき理解が深まります。
例えば、問題で覚えた内容が1つ1つの点だとしら、その点はバラバラで整理されていません。
その整理されていない点を一本の線に繋げてくれるのがテキストの役割になるのです。
ですので、辞書派で使いつつ、内容の理解を深めるために通読も行うのが効率がいいテキストの使い方です。
1回目は雑。2回目は辞書。3回目は熟読。
テキストの読み方は、「じっくり読まず雑に読んで全体像をとらえることに集中しなさい。」こんなことを聞いたことがある受験生もいるはずです。
これは、まさにその通りです。初学者がテキストを熟読したところで、読み終わる頃には、最初に書かれていたことは忘れているはずです。
1つ分かりやすい例を挙げます。それはwebサイトの記事です。私もよくスマホを使って気になるサイトを読んでいますが、内容を読んでスマホを閉じた瞬間に何が書いてあったか忘れていることがほとんどです。大枠は覚えていても、詳細な内容は確実に忘れています。あなたも同じ経験があるのではないでしょうか。
このように、たかだか3000文字足らずのwebページでさえ覚えることができないのが人間です。
だから、初めてテキストを読むときは、一字一句覚えようとせずまずは全体像を把握するために雑に読み進めるべきです。
全体像が把握できたら、次は問題を解くことを中心に勉強してテキストは辞書として使用します。そして、一通り問題集が解き終わった段階で、テキストを熟読していくといいでしょう。
先ほど説明した通り、熟読することによって、乱雑になっていた点(知識)が一本の線になり、テキストの内容が使える知識として脳に定着していきます。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
テキストの使い方は人それぞれのところが多いのも事実です。ただし、大きく分けて問題中心の辞書派と暗記中心の通読派のどっちかに分かれてきます。
しかし、通読を中心に進めていくのは行政書士試験では向いていません。
それは、行政書士試験は問題を解答させる試験(アウトプット)だからです。暗記だけでは、問題を解くことはできません。本試験の問題には、くせやひっかけなどの受験生を落とすための工夫がされています。
その工夫に対応するには、多くの問題を解かなければ身につきません。だから、問題を中心とした辞書派で進めていくことをお勧めします。
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