行政書士の資格に興味あるけど、
- どんな資格なの
- 試験の難易度はどのくらい
- 合格率はどのくらい
- 勉強方法は
など、このような疑問にお答えします。
本記事の学び
- 行政書士とは
- 行政書士の試験内容
- 行政書士の勉強方法
- 行政書士になるメリット
- 行政書士の年収
行政書士開業を目指すなら
短期間で「合格すること」がもっとも大切です。
独学で合格を目指すデメリットは1から勉強ノウハウを調べるところです。それでは非効率ですよ。
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記事の執筆者
- 専業行政書士(平成28年登録)
- 予備校(通信講座)&独学。4回目の受験で合格
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今回、この記事を読めば「行政書士の資格に関する基本的な知識」が得られますよ。
行政書士とは
書類作成がメインの国家資格
行政書士は、官公署に提出する書類や権利義務及び事実証明に関する書類を作成する業務を行う「代書屋」と呼ばれる国家資格です。
作れる書類は1000種類以上あると言われてます。
そのことからも、業務の種類は多様性に富んでおり自分に適した仕事が見つかる魅力的な資格です。
資格ブームもあり2006年には、受験者数8万人と人気ナンバー1の資格でした。
現在の受験者数は5万人とやや減ったものの、未だ根強い人気誇る資格の1つですね!
業務独占資格の1つ
行政書士は「業務独占資格」の1つです。
資格がない限り業務を行うことができず、また「行政書士」として名乗ることもできません。
名乗るためには、試験に合格し、要件を満たし総務省に登録する必要があります。
業務独占資格は、他士業の弁護士や税理士など権威性が高いのも特徴です。
あなたの街の法律家
行政書士は「街の法律家」と呼ばれることもあります。
その理由は、書類作成をメインにしつつ、企業へのコンサルティング、または生活で起きる身近な法律問題の相談に応じたりと幅広くサポートするからです。
具体的に、許認可を要する企業へのアドバイス、または、離婚時に取り決めする協議書の作成や相続時の財産問題のアドバイスなど個人間の「悩み」を解決するアドバイスもします。
したがって、行政書士が対応できる問題は数知れません。それに伴い、行政書士を求められる役割は年々高まってきているかと思います。
行政書士の試験について
ここでは、試験内容や出題形式について詳しく説明しますね。
- 全6科目・5肢択一式、多肢選択式、記述式
- 毎年11月の第2日曜日
- 300満点180点以上で合格
- 受験制限なし
- 受験料7000円
- 合格率10%程度
全6科目・5肢択一式、多肢選択式、記述式
行政書士の試験は、全6科目から出題されます。
基礎となる法律知識だけでなく、一般知識など幅広い知識が問われる試験。
問題形式は、以下のような5択のマークシート式です。
5択のマークシート式は国家資格の試験では定番の出題形式ですね!
このような穴埋め形式の問題も出題されます。
記述式は思考を要する問題あり配点も高いので要注意。
毎年11月の第2日曜日
試験は、毎年11月の第2日曜日に実施されます。
試験時間は、午後1時から午後4時の3時間です。
試験会場は、地域によってバラつきがありますが、最寄りの大学が多いようです。
各都道府県の試験会場は、行政書士試験研究センターからご覧になれます。
300満点180点以上で合格
行政書士は、6科目300満点の試験です。
試験には、300満点中180点以上の6割を取れれば合格となります。
科目 | 問題数 | 配点 | 足切り |
---|---|---|---|
憲法 | 5 | 20 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
民法 | 9 | 36 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
行政法 | 19 | 76 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
商法・会社法 | 5 | 20 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
基礎法学 | 2 | 8 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
多肢選択式 | 3(12) | 24 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
記述式 | 3 | 60 | 法令科目全体で50%未満(最低124点以上) |
一般知識 | 14 | 56 | 一般知識だけで40%未満(最低24点以上) |
3時間フルで問題を解くことになるので、体力的にも精神的にもタフな試験ですね!
科目 | 割合 | 目標点 |
---|---|---|
憲法 | 5/3 | 12 |
民法 | 9/7 | 28 |
行政法 | 19/17 | 68 |
商法・会社法 | 5/3 | 12 |
基礎法学 | 2/1 | 4 |
多肢選択式 | 3(12)/8 | 16 |
記述式 | 30 | |
一般知識 | 14/9 | 36 |
206 |
効率よく合格するためには、全科目バランスよく得点していくのがいいでしょう。
試験の詳細は、行政書士試験研究センターの試験案内の概要ご覧ください。
受験資格は「年齢制限がない」
行政書士の試験は、誰でも受験できます。
年齢制限がないのが特徴です。
極端な話、0歳から受験可能です。また国籍関係なく受験できるのです。
最年少合格者は中学2年生の14歳の男性。逆に最年長合格者は84歳です。※令和4年6月現在情報
受験料は7,000円
受験料は7,000円です。
受験の申し込み方法は、郵送とインターネットの2パターンがあります。
おすすめは、インターネット申し込みだと思います。
郵送の場合、願書を取得するため最寄りの配布場所まで取りにいく手間があるからですね。
受験申込の手続きは、行政書士試験研究センターの試験案内の概要ご覧ください。
合格率10%程度
以前と比べて合格率が高くなったものの、それでも10%程度しか合格できません。
ですので、難関資格の1つになるのではないでしょうか。
数回受けて合格したという人も。
かくいう私も4回の受験でやっと合格した者です。
行政書士も国家資格なので、受験するなら覚悟を決めて取り組むことは必須なるかも。
行政書士の勉強方法は?
行政書士を目指すにあたって勉強方法には「独学」「通信講座」「予備校」の3つです
どの方法でもメリット・デメリットはあります。
私が今から行政書士に挑戦するなら通信講座と独学を組合せた勉強方法で進めていきます。
動画講義で基礎的な知識を身につけ、自分主導で進めていくのがいいでしょう。
行政書士のメリット?
行政書士には、さまざまなメリットがあります。
私の経験から、主に下記の12個です
行政書士のメリット
- 起業・開業できる
- 法律的思考が習得できる
- 経営全般の知識が習得できる
- 仕事に対する意識が変わる
- 収入アップを目指せる
- 個人で稼ぐ力が身に付く
- 人脈が広がる
- 経営者と繋がれる
- 副業に繋がる
- 組織に縛られない働き方ができる
- 時間が増える
- 権威性が高まる
どれも、ビジネススキルを高めてくるだけでなく、生活も充実にしてくれるものばかりですね。
行政書士の年収は?
行政書士を目指す上で、年収は気になりますよね。
とはいえ、資格を取ったからといって「必ずいくら稼げるよ」といった指標はありません。
努力なくして、稼ぐことはできないでしょう。
しかし、目指すためのモチベーションにも繋がると思うので、収入推移を紹介します。
このデータは、私の経験を元に作ったものです。
これが絶対とはいえず、知り合いの先生には年収1千万円も稼いでいる人もたくさんいます。
まとめ
今回、行政書士はどんな資格?という疑問についてお答えしてきました。
最後にこの記事をまとめると。
- 行政書士は、官公署に提出する書類や権利義務及び事実証明に関する書類の作成がメインの国家資格で、起業したい人に向いている
- 試験は、6科目の5肢択一がメインの合格率10%程度。
- 勉強は、通信講座と独学を織り交ぜた勉強方法がおすすめ
- 行政書士を目指すメリットは、いろいろあったが「起業・開業」「収入アップを目指せる」「組織に縛られない働き方ができる」などがある
- 収入の保証はないが、自分次第で年収1千万円も十分可能。
行政書士を取ると、自分のキャリアアップや生活が大きく変化し、人生の充実度が増します。
- いまの現状を変えたいけど、何をしたらいい分からない
- 会社組織に縛られず、個人の力で人生を切り開きたい
- みんなとは、違った生きる道を探したい
上記のような思いをもっているなら、行政書士の資格はおすすめですよ。
行政書士になってみたい!と思った人は、一念発起無我夢中で目指してみるのもいいのではないでしょうか。
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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