実務

現役行政書士がおすすめする相続実務書籍5選!

行政書士業務の1つである相続。

ゆきお

相続の実務で使える書籍ってどんな物を購入すればいいのか分かりません…。

私も開業当時は同じように悩みました。

実務経験がなければ、どんな書籍を購入していいか分からないですよね。

そんな悩みを解決するため、今回は、実務で使っている書籍を紹介します。紹介する書籍で勉強しておけば、相続の実務であせることなく行えるようになります。

本記事の学び

  • 相続に必要な書籍が分かる
  • 実務の学びが分かる
  • 相続に関連した書籍が分かる

管理人

イシマサ@Isimasa_blog
  • 専業行政書士(平成28年登録)
  • 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
  • 相続専門として年間相談件数は100件以上
  • 副業ブログで収益(最高6万円/月)
  • twitterフォロワー数2万超え

実務に使っているおすすめ相続書籍5選

相続実務書籍一覧

それでは、私が使っているおすすめ実務書籍を5冊紹介します。

行政書士のための遺言・相続実務家養成講座

行政書士のための遺言・相続実務家養成講座

まず初めに「行政書士のための遺言・相続実務家養成講座」という書籍です。

これは相続実務に役立ちます

なぜなら、行政書士に特化した実務の流れを書いた内容になっているからです。

私も初めて相続業務をこなしたとき、大変お世話になった本です。

例えば、相続時の相談対応から手続き完了までの流れを書いてあり、この一冊を読破することで相続業務の実務が理解できます。

行政書士のために作った専用の実務書籍ですので、手に入れておいて損はないでしょう。

民法Ⅳ・家族法

次に紹介する「民法Ⅳ」と「家族法」は、実務書というよりは、民法の家族法を学ぶための基本書です。

「学説」「重要判例」「重要論点」などの基礎知識。

いまさら、こんな法律学の勉強が必要になるの?と思うかもしれませんが。

相続業務をこなす上で、民法の基本を身につけておくことは必須です。

相談されたとき、基本書に書かれていない事例ならば難解なケースだと判断することができますよね。

民法Ⅳ・家族法のページ

このように、基本書を読むことで知識のストックが格段に上がりイレギュラーな相談でもあせらずに対応することができるようになります。

いし

古い書籍なので法改正に対応できていないので注意。

相続における戸籍の見方と登記手続

相続における戸籍の見方と登記手続

実務では、戸籍の読み取りが超重要になってきます。

相続人を調査し確定しなければいけないからです。

その戸籍を読み取るために、この「相続における戸籍の見方と登記手続」があると便利です。

相続における戸籍の見方と登記手続のページ

戸籍というのは古ければ古いほど読み取るのが難しくなってきます。

例えば、数次相続が絡むと「本家と分家の繋がりが切れている」「兄弟姉妹が数人おり、三男四女が養子に行って・・・」など

多数の血族が絡んでくると読み取るのも困難になってきます。

書店で買えるような簡易な本では対応できないことも多いです。

さまざまな事例に対応できるよう購入しておくことを勧めます。

はじめての相続・贈与ABC

はじめての相続・贈与ABC

最後に「はじめての相続・贈与ABC」です。これは一般向けの相続本です。

読んでおくと、基本的なことが学べます。

「相続人はだれになるのか」「相続財産の割合は」「財産金額はいくらから相続税がかかるのか」など

この内容は、お客さんとの相談時に役に立ちます

私がよくやっている方法で、以下のようなページを見せながら説明すると一発で理解してくれます。

はじめての相続・贈与ABCの説明ページ

専門書だけでなく一般の人が読む本で相続全体を分かりやすく説明できるようにしておくことも大切。

いし

この本に限らず、一般向けの相続本を購入しておくといいですよ。

相続の知識は必須になる

以上、私が実務で使っている書籍です。

ここから、実務の修得について簡単にご説明します。

今後、高齢化や社会情勢を見て、相続の知識が必要になってくると思います。

なぜなら、相続は身近な問題であり、友人や親族などから相談を受ける可能性が非常に高いからです。

いし

初めて相続業務は前職の同僚からでした。

このように、行政書士で開業すると親近者身近な知人友人から高い確率で相続に関するご相談が来ます。

知識を入れておくことが大切です。

相続業務のこなし方

行政書士経験なしで開業を考えている方は、実務をどうこなすか悩むと思います。

解決方法の一つとして書籍で知識を蓄えて、現場で対応していく方法があります。

私自身はそうして実務を覚えました。

いし

書籍とインターネットを屈指して情報を蓄え、手探り状態で実務を進めて完了させました。

本で蓄えた知識を元に、現場で実際に体験して経験値を徐々に増やしていきましょう

相談対応に苦戦する人は基礎知識が足らない

相談対応が苦手という先生も多く、受任できない同業者もいます。

その原因として基礎知識が圧倒的に足らないからです。

いし

開業当初は、分からないことを聞かれたらどうしようと不安を抱えながら相談業務に対応していました。

基礎知識があることによって、急な質問に対しても的確な対応ができるようになります。

お客さんは

  • 戸籍の読み取り方
  • 相続に関する手続き
  • 財産の割合
  • 資料の確認

など相続に関わることはなんでも聞いてきます。

しっかりと基礎知識を身に付けれ、自信をもって相談対応できるようになりますよ。

相続業務に必要な3つの基礎知識

基礎知識といっても、どんな知識を勉強すればいいのか分かりずづらいですよね。

そこで学ぶ基礎知識を3つにしぼってお伝えします。

ポイント

  1. 相続実務の流れ
  2. 家族法の勉強
  3. 書類の収集及び作成方法

上記3つを勉強しておけば問題ありません。

例えば、「行政書士のための遺言・相続実務家養成講座」なら、行政書士としての相続業務の手順をオーソドックスに解説してくれています。

行政書士のための遺言・相続実務家養成講座の実務の流れページ

私自身が使って必要だと思う書籍を紹介しているので、完ぺきにすれば相続業務に必要な基礎知識を身に付けることができます。

[追記]その後購入して勉強になった相続・遺言書関連16の書籍を紹介

ここからは、さらに購入し勉強になった書籍関連を紹介します。

また遺言は、相続と密接な関係なので一緒に紹介しますね。

幸せを呼ぶ相続の教科書

「幸せを呼ぶ相続の教科書」の概要は、まず遺言書の説明から入り、その後事例ケース、最後に公正証書遺言、相続手続きを記載した本ですね。

ケース40事例と多くありませんが、事例1つ1つに問題点とポイント対策が記載されているので知識を増やすのに利用できます。ただし、内容には遺言書の書き方はないので注意。

相続バトルを回避する遺言書のつくり方

「相続バトルを回避する遺言書のつくり方」は、半分くらいまで相続トラブルの事例を永遠と語ります。その後、トラブルにならないための遺言書の作り方が記載されています。

ただし、半分から後半は基本的な内容なので必要ないかも。

争族にならないための遺産相続―ドキュメント「遺言書さえあれば…」

「争族にならないための遺産相続―ドキュメント「遺言書さえあれば…」

題名通り内容が他の本と違いストーリー形式(ドキュメント)になっています。小説を読んでいるように情景を頭に思い描けるので感情移入しながら読めるのがいい。

8割以上はストーリー形式で、残り2割が遺言書、相続対策についての形式的な内容が記載されています。

相続対策の9割は遺言書で決まる

「相続対策の9割は遺言書で決まる」は、老後の資金問題など、ライフプランに関する内容になっています。

そのプランの1つ、財産の処分について遺言書があると相続問題に発展しなくて済む。だから、遺言書を作ることも相続対策になります。的な内容になっています。

遺言書メインの本というより、相続対策の方法が載っている本ですね。老後にどんなお金が必要でどうすればより良い人生で終われるのか老後の資金問題など基礎的な知識が学べます。

遺言書と感謝のメッセージ―60歳をすぎたら書いておく もしものときに悔いを残さないために

「遺言書と感謝のメッセージ―60歳をすぎたら書いておく もしものときに悔いを残さないために」は、前半部分が遺言者目線で書かれている本です。かつ、感謝のメッセージなので、実務で遺言書の付言を書くときに非常に参考になります。

後半、遺言書の作成方法や起こり得る問題の対策方法、葬儀の方法など事細かく書かれています。

この1冊を読むだけでも、遺言書についての知識が高まるでしょう。機会があれば一読の価値あり。

勝つ相続 ~揉めない遺言書の書き方、伝授します~

「勝つ相続 ~揉めない遺言書の書き方、伝授します~」は、弁護士の山岸久朗氏が書いた著者です。基本的には、相続問題ついて書かれており、相続が「争族」にならないための予防について、弁護士目線から書かれた内容になっています。

行政書士は、揉めている場所に入っていけないので、弁護士目線の知識は必要ないと思いますが、そんなことはなく、お客さんからすると同じ法律の専門家と思ってます。

ですので、遺言書の有無によって未来がどうなっていくか(揉める原因)お客さんに具体的な説明ができると納得してくれるので受注にしやすくなります。

相続・遺言・遺産分割書式体系

「相続・遺言・遺産分割書式体系」は、失踪宣告書や成年後見開始の申立書、各調停申立書など、裁判所に提出する書式と意味について書かれた実務書籍です。

一見、行政書士は作成に関わらない書類が多いと思われますが、相続人不明、相続放棄などの相談も多くどんな手続き、書類が必要なのか把握しておかなければ、対応できないケースもあるので読んでおいて損はない1冊です。

遺言執行者の実務

「遺言執行者の実務」は、題名通り遺言執行者の実務進めたについて書かれた本です。

遺言書作成業務に携わるなら、上記の画像のように遺言執行者に選出されることがあります。ですので、このような実務書を読んでおくことは必須ですね。

新版 葬儀・法要・相続・お墓の事典 オールカラー

行政書士のように終活に関わる仕事している人でも、葬儀、法要、お墓など亡くなった後の手続きや流れが分からない人も多いのではないでしょうか。

いし

お恥ずかしながら、葬儀やお墓に関する知識はほとんどありませんでした。

書類作成や相続手続きだけの知識だけなく終活全体の知識も入れておきましょう。

82のケーススタディでわかる遺言書のいちばんやさしいつくり方

「82のケーススタディでわかる遺言書のいちばんやさしいつくり方」は、遺言書を作る人がよくあるケースを紹介した本です。

難解な事例よりも、こんな家族問題は「どこでもあるでしょ」ならば、遺言書を作っておくと後々安全ですよ。というオーソドックスな書籍です。

円満な相続には「遺言書」が必要!―1万件の実例が証明

「円満な相続には「遺言書」が必要!―1万件の実例が証明」も上記で紹介した「82のケーススタディでわかる遺言書のいちばんやさしいつくり方」と内容は同じで、1万件の実例から統計を出してよくあるケースを紹介した本です。

オーソドックスな事例も覚えておくのことも大切です。

遺言書を作りたいお客さんは、何気にオーソドックスな事例が多いからです。

例えば、兄弟姉妹には財産を一銭も渡したくないから、夫婦で遺言書を作りたいなど

オーソドックスな事例もしっかり勉強しておきましょうね。

改訂 遺言条項例 300&ケース別文例集

「改訂 遺言条項例 300&ケース別文例集」は、遺言案を作成するときにあると力強い味方になってくれる本です。

お客さんから聞いた内容を、法的効果がある内容で文例を作成しなければいけません。その時、どんな文例がいいのか迷ったときに書き方が載っている実務書籍。

先日、公証役場でこっそりと棚を覗いていたら、「改訂 遺言条項例 300&ケース別文例集」を見つけました。

Q&A「成年後見」実務ハンドブック【改訂版】

「Q&A「成年後見」実務ハンドブック【改訂版】」と以下で紹介している「成年後見人制度の実務と税理士」は、成年後見について書かれた本です。

成年後見人制度の実務と税理士

まだまだ、お客さんには浸透していない制度ですが、遺言相談を受けていると「認知症」の不安を持っている人が沢山います。

そんな時、後見制度について話す機会があります。ただ私は任意後見も成年後見も引き受けたことはありません。

なぜなら、お客様の人生に深く関わることになるので、安易に判断しないためです。簡単に引き受けてしまって、後から無理ですという無責任なことはできないからですね。

行政書士になるとコスモス成年後見サポートセンターが主催する研修があるので、それに参加すると書籍を読むより「実務、現場」の実態がよく分かると思うので参加(有料)するのもいいでしょう。

高齢者をめぐる法律問題入門 (東弁協叢書)

「高齢者をめぐる法律問題入門 (東弁協叢書)」は、高齢者に起きる法律問題を紹介している本です。

画像は目次です。高齢者を狙った訪問販売で押し売りされてしまった、または高齢者に対する虐待などは、ニュースを見ていればよく飛び込んで来る話題ですよね。

遺言書を作る人は、基本的に高齢者が多いです。もちろん上記のような高齢者に起こり得る問題も相談時に話題になります。

なので、遺言業務を行いたいと思っている人は、このような知識も入れておくといいでしょう。

シニアをめぐるビジネスの実際と法律問題―超高齢社会における住まい・介護・契約・高齢者雇用を中心に

「シニアをめぐるビジネスの実際と法律問題―超高齢社会における住まい・介護・契約・高齢者雇用を中心に」の本は、高齢者側が起きる目線の問題ではなく、高齢者を受け入れる側で起きる高齢者との問題を書いた本です。

例えば、介護施設での利用者とのトラブルなど

グループホーム、特別養護老人ホームなど介護施設を経営する側に起きる問題を提起した本です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際に私が相続の実務を行うために買った本です。

開業すれば、高い確率で相続に関する相談は来ると思います。もし、相続手続きを行ったことがないならば、まずは上記で挙げた5つの書籍で勉強しておくといいですよ。

さらに追記した書籍で相続知識の上乗せはもちろん遺言書など高齢者に関わる周辺の知識も一緒に入れておくと、お客さんにより良いサービスが提供できるようになります。

開業して7年以上の月日が経ちましたが、分からない時は、何度も読み返し知識の定着を図るため今現在でも大切に使っています。

これから相続・遺言業務をメインに考えているのなら、書籍を使って実務を学んでおいても損はありませんよ。

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