行政書士試験を受ける人には、サラリーマンや育児中の女性もいると思います。
サラリーマンなら毎日の仕事で帰りが遅くなり、勉強は夜という人も多いでしょう。逆に育児中の女性なら朝がまとまった時間が取れるという人も。
夜に勉強するより朝のが効率がいいと聞いたりもしますよね。実際に勉強に適した時間帯はどこなのかという疑問も沸いてきます。
脳のメカニズムとか科学的根拠はあると思いますが…どちらの勉強時間も経験したことがある私からすれば、心のストレスが掛からない時間が一番いいですね。自分にあった時間で勉強することがベストです。
今回は、私が経験した朝勉強と夜勉強のメリットとデメリットと書いていきます。
自分に合った時間帯を勉強することが合格の鍵
人それぞれ、1日の生活リズムは違います。朝の勉強が得意な人もいれば、仕事後が1番勉強しやすいという人もいると思います。
勉強するなら脳が疲れていない朝が効率がいいとも言われたりします。しかし、私の経験上、勉強は自分にあった時間でするのが1番いいと思います。
一時期、朝勉をしたことあったのですが、起きる辛さと起きてから1時間ぐらいは頭がぼーっとし、勉強が捗らないなどのデメリットしかなかったので3か月で朝勉を辞めたことがあります。
それからは、眠いときはその場で仮眠してから、夜に勉強をしていました。
朝勉強:4つのメリット
私は、朝勉は向いていませんでしたが、逆に朝が得意という人もいるでしょう。朝4時に起きて勉強をしていた時期もあったので、その時に体験したメリットとデメリットを書きます。
朝勉メリット1:雑音がないため、集中できる
朝は、自分しか起きていないので、誰にも邪魔されることがなく勉強に集中できます。これは、重要なことですね。夜はテレビを見たり、家族で話したりなど雑音もしばしば。思うように勉強に集中ができず捗らなかったりしますよね。
朝は、決まった時間内で決めたノルマを終わらそうとするので集中して勉強できるでしょう。
朝勉メリット2:心身ともに疲れていない
起きてから1日が始まります。寝て蓄えたエネルギーは1日掛けて使っていきます。夜になるころには、エネルギーを使い果たしガス欠状態で勉強に身に入らないことも。
そこで、朝ならエネルギーがフル充電されている状態です。心身ともにリフレッシュして勉強に集中することができます。
朝勉メリット3:早寝早起きになるので健康体になる
朝勉強に切り替えた場合、夜も早く寝ることになります。早寝早起き病知らずということわざがあるように、規則正しい生活になりますので、風邪などちょっとした病気はしなくなります。
朝勉メリット4:1日前向きになる
最後のメリットは朝勉強をすると、1日が前向きに過ごせるようになります。朝勉強するということは、自分の意思で早く起きて勉強しようと決めて実行することです。
これも1つの成功ですね。成功体験を経験するので、モチベーションアップに繋がり前向きな考え方ができるようになります。
朝勉強:4つのデメリット
それではメリットの次はデメリットを紹介します。
朝勉デメリット1:朝起きるのが辛い
まずはじめに、朝勉強は、朝が起きるのが本当に辛いです。
朝が苦手な人なら朝勉強は苦痛の何ものでもないでしょう。夜型の生活をしているならなおさらですね。
朝に勉強する場合、夜も早く寝なければいけません。朝起きるのに慣れるまで、生活リズムが崩れてしまい、勉強が捗らなくなる可能性があります。
朝勉デメリット2:寝起きは、脳も眠っている
それでも、私は朝起きるのは得意なほうです。しかし、朝勉強するのは苦手です。なぜかというと、起きたばかりは脳も眠った状態になり30分から1時間はボーっとしてしまうのです。低血圧…
結果、朝勉をしようと思ったら、さらに1時間は早く起きることになるので逆に心身ともに負担が掛かってしまい効率が悪くなってしまいました。
朝勉デメリット3:夜型の人はストレスになる
夜型の人は、夜に勉強を含めいろいろとやることが多いと思います。例えば私なら昼間に残った書類作成や読書などがそれにあたります。
朝の勉強に切り替えた場合、朝に備えて早めに寝ることになります。いままで夜に行っていたことを朝に行うことになり思った以上に朝の勉強だけに集中できないのです。
そうなってしまうと、勉強も進まないですし、朝起きる辛さも加わり大きなストレスになります。
朝勉デメリット4:不安との闘いになる
最後は、朝は、静けさとの闘いです。雑音がないので、いろいろなことを考えてしまいます。
- 今年、合格できるのか
- 今、勉強していることが将来に役に立つのか
- 合格後、どうしたらいいのだろうか
など、良いことばかりではなく、むしろネガティブなことをたくさん考えてしまうものです。
不安や悪いことを考え勉強どころではなくなってしまい、無駄な時間だけが過ぎてしまうことも。
主婦が朝の勉強に向いている
朝の勉強に向いている人は、育児など生活の家事をしている主婦の方がおすすめです。
夜は子どもと一緒に寝ることも多く、その分、朝も早く起きて家事をすることもあると思います。
朝起きるのも苦ではなく、いつもより少し早く起きてもストレスになりません。それに育児の忙しさに比べたら、勉強することなど朝飯前です。朝の静けさが逆に集中力が増し、勉強が捗るでしょう。
私の知っている方で、主婦の受験生がいました。夜は夕飯の支度や洗濯物など家事に追われ、かつ旦那さんとのコミュニケーション、そこに子どもが加わると、圧倒的に夜のほうが忙しいと言っていました。
なので、やるべきことを終わりにし子どもと就寝して、朝3時過ぎに起きて勉強するというスタイルで合格をしたのです。
夜勉強:2つのメリット
次に夜勉強のメリットデメリットです。
朝勉強がいいと言われていますが…夜勉強する人のほうが圧倒的に多いと思います。私も一時期を除いて夜に勉強し合格を勝ち取りました
それでは夜勉強するメリットを書いていきます。
夜勉メリット1:寝るまでの時間をすべて使える
1つ目は、焦ることなく時間を使えることです。
朝の勉強時間と違って時間に追われる心配もなく有意義に使えます。朝勉強をしている場合、仕事がある日は、出勤するまでの時間で勉強しなければいけません。決まった時間内で、集中できるのでまさにゴールデンタイムとの声もありますよね。
しかし、時間内に、決めた範囲を終わらそうと焦ってしまい、理解するより進める方に夢中になるデメリットがあります。夜の勉強ならそのような心配はなく、寝るまで時間がたっぷりあるので、逆に心にゆとりをもって勉強だけに集中できます。
夜勉メリット2:勉強したことが整理しやすい
夜に勉強することは、その後、睡眠が待っています。人の脳は、寝ているときに1日の出来事を整理し大事なことを記憶します。
これは勉強でも同じです。寝る前に勉強したことを、整理し記憶します。なので、脳に定着させるには夜に勉強するのがいいでしょう。
補足
寝ている間に、整理し大切なことを記憶していると言いましたが、その記憶をしたことを忘れないようにするため強力な方法があります。
それは、朝起きたら前日に勉強した範囲をざっと見直すことです。取る時間は、5~10分程度で問題ありません。エビングハウスの忘却曲線の効果が働き、見直すことで記憶がよみがえり記憶の定着に繋がります。
夜勉強:2つのデメリット
次に夜勉勉強するデメリットです。
夜勉デメリット1:1日の疲れで眠くなる
1つ目は、1日の疲れで眠くなることです。
日中は、仕事や家事など目一杯行動しているので、夜は心身ともに疲れがピークになっています。その状態で勉強しようとしても眠さがどっと襲い、勉強が捗らないこともしばしば。
眠さを我慢して勉強したところで、これっぽっちも頭に入ってこないでしょう。もしかしたら、そのまま朝になっている可能性もあり得ますよね。
夜勉デメリット2:他の誘惑が多い
もう一方は、他の誘惑が多いことです。
資格勉強には、他の誘惑が付き物です。お風呂で1日の疲れを癒してその後に御飯を食べたらどうでしょうか。想像してみてください。勉強なんかしたくありませんよね。スマホでYouTube、ドラマでも見てゆっくりくつろぎたくなってしまいますよね。
夜に勉強する人はこんな誘惑に打ち勝たないといけません。強い気持ちがないとすぐに他の誘惑に負けて勉強が進まなくなってしまうでしょう。
サラリーマンが夜の勉強に向いている
朝起きるのが苦手な人が夜勉に向いています。サラリーマンは、夜もやることが多いので早寝早起きは辛いのではないでしょうか。
頑張って朝勉強のリズムを作ったとしても、急な打合わせなど夜遅くに帰宅も考えられます。そうなれば、朝早くに起きるのも大変で勉強が嫌になってしまいます。なので、夜の勉強におすすめ人は朝が苦手なサラリーマンが向いています。
夜に勉強するなら5分10分でもいいから仮眠をする
夜、勉強するなら…眠気対策として5分10分でもいいので仮眠をするのがお勧めです。
仮眠をすることで、脳が一度リセットされます。仮眠効果により、脳が活性化され集中力がアップすると研究結果が発表されています。
また、コーヒー(カフェイン)飲んでから仮眠をすればすっきりと起きれます。私も、眠いときはすぐに仮眠を取るようにしています。勉強時も、眠いときは仮眠してから取り掛かったほうが勉強の能率も上がるのでお勧めです。
まとめ
朝勉強することも夜勉強することも、合格するための勉強には変わりません。朝のメカニズムやらなんやら書かれたブログなどもありますが、そんなことを調べているなら合格するために少しでも勉強することが大切です。
自分に合った時間帯で、継続した努力と合格したいという強い思いあれば、絶対に合格できます。
今回のメリットデメリットを読んで、朝勉でも夜勉でも構いません。自分に合いそうな勉強時間帯を選んでください。
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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