いきなりですが、行政書士に目指してる方に質問です。行政書士に向いているのはどんな人だと思いますか。
頭がいい人でしょうか。それとも試験に合格した人でしょうか。
どちらも違います。頭がいい人は星の数ほどいますし、合格した人全員が行政書士になっているわけではありませんよね。
行政書士に向いているのは・・・「行政書士になりたい」と思っている人です。
この気持ちがなければ、行政書士の仕事が得意でも長続きせず途中で挫折してしまうからです。
ただし「こんな考え方や能力」を持っている人は、行政書士という職業に向いているのではないでしょうか。
例えば、資格を取って独立を考えている人や開業後も一生懸命勉強していける人。などこれは一例になります。
まだまだ、行政書士という職業に向いている人の特徴があるので、今回そのことについて紹介しようと思います。
それでは今回もよろしくお願いします。
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行政書士に向いている人の7つの特徴
それでは、まず初めに行政書士に向いている人を紹介します。
- 資格を活用したいと思っている人
- 独立したい人
- 一生勉強できる人
- 相談者の話をじっくり聞ける人(聞き上手)
- 迅速かつ正確に、事務処理ができる人
- 責任感が強い人
- ビジネスと捉えられる人
では、以上の7つを詳しく解説していきます。
その1:資格を活用したいと思っている人
行政書士を目指している人は、資格取得したら活用したいと考えていますよね。
目指している理由は、現在の自分に不満があるか、将来に不安があるなどその理由はさまざまだと思います。
それでも「行政書士の資格が必要だ」と決意したから目指そうとしているわけです。
例えば、私なら・・・職を転々としてしまい自分に対する不満と将来の不安がありました。だから、行政書士の資格を取得して、一生の仕事にしようと決意したのです。
この決意があることで、多少の困難にぶつかっても行政書士でやっていけるでしょう。
その2:独立したい人
将来の目標が、独立開業なら行政書士はおすすめです。
それは、行政書士は独立開業に向いている資格だからです。また、行政書士の開業は、飲食店のような多額な開業資金も必要なく少額の資金で開業ができます。
独立を考えている人は、行政書士の資格は向いているのではないでしょう。
その3:一生勉強できる人
行政書士に限らず、開業したら勉強は必要です。
行政書士になったら、業務の知識を身につける勉強はもちろん、法律の改正があるたび最新知識を補充しなければいけません。
例えば、相続専門の行政書士なら、近年民法の大改正があり相続法もそのあおりを受けました。
いち早く改正箇所を勉強し、お客さんに提供できるだけの知識を補充しなければいけないのです。
ただ単に資格を取得したから勉強は終わりではなく、行政書士になった後も勉強し向上する気持ちが必要です。
このように聞くと、開業後も勉強しないといけないのか・・・と思いますが、実際はそんなことはありません。その分野のスペシャリストを目指していくと、向上する気持ちがふつふつと湧いてくるので勉強が楽しくなってきますよ。
その4:相談者の話をじっくり聞ける人
行政書士は、相談者の悩みを聞く仕事です。
その悩みをじっくり聞ける聞き上手でなければいけません。
くれぐれも、法律知識を見せびらかすような一方的な話をする人は論外です。
お客さんの悩みを親身になって聞き解決の糸口を提示できるのがいい行政書士です。
その5:迅速かつ正確に、事務処理ができる人
行政書士の仕事は、重要な契約書や細かな許認可申請書を作成しなければいけません。
そのような書類作成は、誤字脱字はもちろん期限が決まっている物まであります。
ですので、難解な手引書や法律条例を理解し、迅速かつ正確な事務理処理能力が求められます。
その6:責任感が強い人
行政書士へ頼んでくれるお客さんはお客さんご自身も重要な場合が多いです。
例えば、許可が習得できないと営業ができないなど。
お客さん自身ではどうにもならないから行政書士に頼んでいるわけであり、行政書士は「申請したが許可が下りません」でした・・・では、済む問題ではありません。
ですので、受けた仕事は必ずやり遂げるという強い責任感が求められます。
その7:ビジネスと捉えられる人
行政書士で開業すると先生と呼ばれることに満足してしまい、売上を上げていくことに戸惑い感じてしまう人がいます。
「学んだ法律知識を使い人のために役に立ちたい」などのボランティア的な考えで開業する行政書士がたくさんいます。
考え方は大変すばらしいものです。しかし、こんな考えで行政書士に目指していたら食べていくことは厳しいと思ってください。
成功するためには、ビジネスと捉える必要があります。ビジネスとはサービスを提供して対価をもらうことです。
サービスを提供して、その対価をもらわなければ食べていけません。食べていけないのにお客様の役に立つこともできませんよね。
このように、行政書士もビジネスと捉えられる人が重要です。
行政書士に向いていない人の4つの特徴
以上が、行政書士に向いている人たちでした。
次に、どんな人が行政書士に向いていないかも挙げていきます。
簡単に言ってしまえば、上記で挙げた反対の人は行政書士に向いていませんよね。
それ以外にも
- 資格を取れば、食っていけると思っている人
- サラリーマンのキャリアアップと考えている人
- 専業にこだわる人
- チャレンジできない人
このような人たちも行政書士に向いていません。
その1:資格を取れば、食っていけると思っている人
今は少なくなっていますが、一昔前なら行政書士はイスに座っていれば自然と仕事が入ってくると思っている人がたくさんいました。
挙句に、営業活動することは、行政書士の恥じと考えている先生もいるぐらいです。私から言わせてもらえれば、こんな考え方しかできない先生は今後、淘汰されていくと思われます。
行政書士に関わらず、成功する方は経営計画とその計画を実行するための営業努力ができます。ですので、このような努力せず長期的な展望が持てない人は行政書士に向いていません。
その2:サラリーマンのキャリアアップと考えている人
行政書士の資格は、開業型と言いました。
行政書士の資格をサラリーマンのキャリアアップと考えているなら、取っても無駄な努力になってしまいます。
なので、行政書士をキャリアアップと考えてるならおすすめしません。
その3:専業にこだわる人
行政書士で開業したら、専業で活躍したいと思うことは当たり前です。
しかし、開業したては仕事量も少なく食べていくだけでも大変なものです。ましてや、家族を支える大黒柱ならもっと大変ですよね。
専業にこだわった挙句、行政書士を続けていくことが困難になってしまったら本末転倒になってしまいます。
仕事量が満足に得られなければ、アルバイトでも何でもして行政書士と二足の草鞋でも我慢し、成功させるための努力ができるかが重要です。
このように、専業行政書士にこだわってプライド捨てられない人は向いていません。
その4:チャレンジできない人
行政書士で成功するには、決まった方法はありません。
インターネット集客がハマった人、また父親の後を継いだ人、チラシなどで徐々に軌道に乗った人など。
行政書士で成功している人それぞれです。
しかし、成功する人はどんなことでもチャレンジする気持ちを持っています。
インターネット集客や異業種交流会の参加、地道な集客活動など試行錯誤しながら試して成功させています。
このように試すこと(チャレンジ)ができない人は行政書士には向かないかもしません。
行政書士になりたいという気持ちがあれば問題ない
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は、行政書士に向いている人向かない人について書きました。
他のサイトを見ると、書類作成の事務作業が好きな方や細かい作業が得意な人やコミュニケーション能力が高い人などが書かれています。
しかし、冒頭で説明したとおり「行政書士になりたい」という気持ちがあれば向いていなくてもその後の努力でどうにでもなります。
そして、行政書士になりたい人は、成功し明るい有意義な人生を送りたいと思ってるはずです。
私も、その思いがあり開業しました。いろいろと大変な時もありますが、行政書士になって本当に良かったと言えます。
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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