相続の相談先はどこにすればいいのか?
大切な人が亡くなることは、誰しもがそう経験することではありません。
なので、いざ相続手続きが始まると、どうすればいいのか分からないものです。
結論から言ってしまうと、相続手続きは専門家に頼むのがいいでしょう。
なぜなら、頼んでしまえば安心して手続きを完了してくれるからです。
しかし、相続手続きの相談先は沢山ありお客様の相談内容によって対応できる専門家も変わってきます。
そのような専門家を選ぶときに重要なことがあります。それは、信頼できる専門家に相談することです。
選び方を間違ってしまうと、手続きが進まず大きなストレスになってしまうばかりか、最悪の場合、高額な報酬を支払うことになりかねません。
そうならない為にも、今回は「自分に合った相談先と専門家の選び方」について紹介します。
相続の相談は、市役所などさまざまな箇所でできる
相続の相談ができる場所は沢山あります。
市役所などの公共施設が開催している無料相談もその1つです。また民間団体が開催している相談会もあったりもします。
例えば、市の広報の「お知らせ欄」に専門家の団体が開催している相談会が記載されており、無料で相談に乗ってもらえます。
なので、市の広報やインターネットを使えば、相続の無料相談ができます
各専門家の相談窓口を紹介
相続手続きを完了させるためには、法律の知識が必要になるので専門家が窓口になります。
(法定相続分)
第九百条 同順位の相続人が数人あるときは、その相続分は、次の各号の定めるところによる。
一 子及び配偶者が相続人であるときは、子の相続分及び配偶者の相続分は、各二分の一とする。
二 配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分は、三分の二とし、直系尊属の相続分は、三分の一とする。
三 配偶者及び兄弟姉妹が相続人であるときは、配偶者の相続分は、四分の三とし、兄弟姉妹の相続分は、四分の一とする。
四 子、直系尊属又は兄弟姉妹が数人あるときは、各自の相続分は、相等しいものとする。ただし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の二分の一とする。引用元:e-gov
このように、相続財産の割合なども民法で定められています。
法律の条文は、非常に難解に作られており読み取るのが大変です。
ですので、法律知識を有した専門家にも頼むのがいいでしょう。
その専門家にも行政書士や弁護士のように種類がありますので以下で紹介します。
身近な街の法律家と呼ばれる行政書士
行政書士は、身近な街の法律家とも呼ばれている専門家です。
身近な街の法律家というぐらいなので、相続手続きも扱っています。他の専門家より敷居も低く相談しやすいのが特徴です。
無料相談も行っている事務所も沢山あるので、探し相談してもいいでしょう。
ただし、相続手続きが不得意な行政書士もいるので注意が必要です。相談するときは、インターネットや口コミで調べて相続業務を専門で行っている行政書士に相談しましょう。
法律のスペシャリスト弁護士
弁護士は、法律のスペシャリストです。
弁護士と聞いただけで、敷居も高く費用が高いとイメージする人もいるのではないでしょうか。
実際に相談するだけも1時間5,000~10,000円くらい掛かる事務所がほとんどです。そして、イメージ通り他の専門家よりも費用は、割高になると思っていいでしょう。
ただし、弁護士に相続相談する内容は一部に限ります。それは相続人同士で争いが生じ、どうにも相続手続きが進まない時です。
なので、弁護士に相談するのは少ないでしょう。
登記専門の司法書士
司法書士に相談する場合は、不動産の相続登記(名義変更)がある場合です。
無料相談も行っている事務所もあるので、探してみるのもいいでしょう。
相続税が掛かりそうなら税理士
税理士に相談する場合は、相続税が掛かるときです。
株式会社の経営者や都内に不動産を所有しているなどの場合、相続税が掛かるかもしれません。
相続税は、申告期限や緻密な計算が必要になるので、必ず専門家に相談しましょう。
信頼できる専門家に相談するのが一番
上記で、各専門家の相談窓口を紹介しました。
しかし、いざ相談しようにもどこへ専門家していいのか迷ってしまいますよね。
専門家選びを間違ってしまうと、無駄な費用ばかりか最悪手続きが完了しない恐れもあります。
なので、相談しやすく信頼できる専門家を選ぶべきです。
それでは信頼できる専門家の見つけた方をお伝えします。
信頼できる専門家の見つけ方
信頼できる専門家の見つけ方は、1度問い合わせしてみるのがいいでしょう。
電話対応やメール対応だけでも、違和感があれば依頼するのを辞めるべきです。
また、インターネットで調べ費用が安いからといって頼んだら、何か有る事に追加費用を請求されたなどはよくあるので注意が必要です。
信頼できる専門家は、豊富な知識があることに越したことはりませんが、それよりもお客様に切実で寄り添った対応ができるかが重要です。