本試験の時間の使い方ってむっちゃ大切だと思うんだが…いしくんはどう思う…
そうだね。時間や進め方を間違うと取り返しのつかないことになるから注意が必要だね。
行政書士の試験時間は3時間ですよね。
本試験の時間の使い方について考えたことはありますか。
開始の合図と同時に問題をがむしゃらに解けばいいと思っていませんか。
それでは行政書士に合格するのは難しいと思いますよ。
行政書士は、合格させる試験ではなく落とす試験。
落とすためにさまざまな罠を張ってあるので、掛からないように対策が必要です
その対策が時間配分。
時間を意識すれば、イレギュラーが起きても焦らず対応することが可能になるのでおすすめ。
そこで、試験に合格した時の時間の使い方を特別教えちゃいます。
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理想の時間配分はこれ!
本試験の時間配分
- 開始5分で解く順番を組み立てる
- 法令科目5肢択一は70分が理想
- トイレ休憩5分
- 記述は1問8分×24分
- 多肢選択式は5分×15分
- 文章理解7分×21分
- 一般知識5肢択一10分
- マークシートに転記10分
- 残りの時間で、飛ばした問題など見直し作業
試験一発勝負!
笑った年になるのか泣いた年になるのか決まってしまいます。
笑って年を迎えられるよう、ここで試験の時間配分を学びましょう。
本記事で時間配分の使い方についてさらに詳しく解説します。
この記事の学び
- 試験の時間の使い方が分かる
- 焦らず問題対応ができるようになる
- 試験対策ができる
管理人
- 専業行政書士(平成28年登録)
- 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
- 相続専門として年間相談件数は100件以上
- 副業ブログで収益(最高6万円/月)
- twitterフォロワー数2万超え
行政書士試験は、さまざまなことを聞いてくる
試験は、行政書士になるための知識が付いているか聞かれています。
さらに罠を見抜く力や問題を解く処理能力など
さまざまなことを試され…
行政書士に相応しいか
判断されます。
これらを踏まえて試験に望まなければいけません。
こんな人は、試験で不合格になる。NG行動とは
知ってましたか。
試験会場で不合格になりそう人って案外分かるんですよ…
- 会場の周りでテキストを広げている
- 会場内で、問題を解いている
試験が始まる前に、無我夢中で勉強している人です。
正直「今さらっ」と思いますし。
不安なら、初めからもっと死ぬ気で勉強してこい!って思います。
これでは、緊張しすぎて本来の力が出せません。
もう一方は、試験開始と同時にばしゃ馬のように問題を解き始める人も要注意です。
これも平常心が保てない状態です。
これでは、普通なら気づくような簡単な罠にも引っかかってしまいます。
こんな人は、不合格まっしぐらなので十分に気をつけてください。そうならない為にも、心にゆとりをもって、試験を進めていけるようにしましょう。
試験中の時間の使い方はこれだ!
試験が始まる前にやっていけない行動が分かったところで、今回の本題に入ります
試験の時間配分についてです。
本試験の時間配分
- 開始5分で解く順番を決める
- 法令科目5肢択一は70分が理想
- トイレ休憩5分
- 記述は1問8分×24分
- 多肢選択式は5分×15分
- 文章理解7分×21分
- 一般知識5肢択一10分
- マークシートに転記10分
- 残りの時間で、飛ばした問題など見直し作業
開始5分で解く順番を決める
開始の合図がなったら最初の5分を利用し各科目問題にサラッと目を通して解く順番を決めましょう。
目を通していくとき、
問題の質
を確かめます。
例えば、
- 長文問題はどの箇所にあるのか
- 個数問題は多いのか
- 最初に解こうと決めている科目の1問目のレベルは
- 科目の1問目はひっかけ問題か
- 記述式は、どんな内容なのか
- 文書理解の解答方式はどうなのか
これらに着目しながら、
さらに下記の問題には、チェックをつけるといいですよ。
- 飛ばす問題
- 解答方式が簡単な問題
その都度、判断する思考を省略するためです。
解く順番を決める
質を確認したら、つぎに問題の解く順番を決めていきます。
この時、模試などで自分なりの解く順番が決まっている人もいるでしょう。
決めていた順番でいいのか。それとも、少し順番を変えて進めるのか。
修正して解く順番を決めるようにしましょうね。
法令科目5肢択一は70分が理想!1問あたり1分45秒
行政書士試験では法令科目の5肢択一がもっとも問題の量が多く、日々の勉強も、この法令科目をメインになっていると思います。
ですので、ここで点数が取れなければ合格できません。
なので、法令科目の5肢択一を最初に解いていきます。
ここは70分で終わりにしたいところ。最低でも75分です。
1問あたり1分45秒ですね。
解いていくコツ
1問あたり1分45秒といいましたが、全ての問題を同じように解くことは不可能
中には、1分も掛からないものもあれば、1分45秒を超える問題もありますはずです。
例えば、民法なんか超えますよね。その代わり、行政法はサクッと答えられます。
長文問題や少し解いて分からない問題は飛ばして後回しにしましょう。
試験中は、じっくり問題を解いている時間はありません。
割り切って飛ばし、最後に解いてください。
法令科目5肢択一が終った時点でトイレ休憩5分
法令科目5肢択一が終った時点でトイレに行って休憩するといいですよ。
実際にはトイレ休憩はありませんので、自分で挙手していってください。
法令科目が終った段階で、すぐに次に進めたい気持ちもあると思います。
しかし、気持ちが高ぶっているだけで、実際には体も脳も疲れているのです。
この先の記述式や文書理解は思考を使った問題が多くなります。
リフレッシュして気持ちを切り替えるようにしましょうね。
記述は1問8分×24分
休憩で終わって、スッキリしたら記述式問題です。
目安1問に約8分。
1問は条文問題を書かせる問題が多いので8分も掛からず書けると思います。
また、他の2問は事例問題が多いです、
AさんがBさんに土地を貸して~などのやつ。
図を書いたりして解くので時間が掛かります。
解くコツ
開始5分の確認時で
記述式の問題は
絶対!
確認してください。
事前に確認しておくことで、5肢択一の中に似た法令用語や事例が出てくるかもしれません。
チェックしておくことで、解くときのヒントになりますよ。
多肢選択式は5分×15分
次に多肢選択式です。
1問に5分程度で解きます。
空欄の前後の文書を読んで適切な肢を入れるようにしましょう。専門用語が分からなくても、文章理解で解ける問題が必ず出題されます。
解くコツ
分からなくても
絶対、埋める!
当てずっぽうもいいんです。
点数がもらえる可能性を無くさないでくださいね。
最後の見直しで、確認したときに閃く時もありますよww
文章理解7分×21分
ここからは、一般知識です。
最初に解くのは、時間が掛かる文章理解からです。
1問の目安は約7分
解くコツ
文書理解は、自分が解きやすいと思う問題から解いてください。
私は、内容把握問題が得意でした。
逆に、穴埋め問題が大の苦手だったので後回しにする傾向があります。
やはり、時間を掛けたくないので解答率高く得意な問題から解くといいですよ。
一般知識5肢択一10分
最後は、残りの一般知識ですね。
単純に解くのに時間が掛からないから最後。
5肢択一をすべて終わりにしてから、余った時間で記述式や文書理解をやった方がいいのでは?と思うかもしれませんがそれは間違いです。
もし、問題が発生して5肢択一で時間いっぱいになってしまったらどうでしょうか。
記述式は、書く時間も必要ですよね。考えて40字を書くのにどんなに早くても3分は掛かります。
逆に5肢択一なら3問はいけるかも知れません。
短時間でも解けるというメリットがあるので、最後に一般知識の5肢択一になります。
マークシートに転記10分
全ての問題が解き終わったら、マークシートに転記ですね。
54問を塗りつぶすにも結構な時間が取られますので気をつけてください。
私は最後に転記する方法を取っていました。
途中で転記しても問題ありませんので、ご自身のやりやすい方法を取ってください。
転記の注意
くれぐれも解きながらの1問ごとの転記はNGです。
その都度、問題と解答を行ったり来たりすると、ミスとロスに繋がりますのでおすすめできません。
残りの時間で、飛ばした問題などを見直し
1~8のペースで進めていけば、20分くらい残るはずです。
最後は、余裕を持って見直しです。
- 名前、受験番号
- 転記のズレ、ミス
- 記述式の読みやすさ
- 飛ばした問題
- 気になる問題
名前受験番号は、マジ注意。
すべてが水の泡になって消える可能性もあります。
飛ばした問題、迷って気になっている問題を確認も。
この時に解けば、気持ちに余裕が生まれるので、解答率がグッと上がると思います。
見直しても迷っているときは、最初に出した答えのままにしてくださいね。
直観的に答えた時のほうが、正解している確率が高いからです。
まとめ
以上が試験中の時間の使い方や進め方です。
どうだったでしょうか。ほとんど似たような感じでしたか。それとも、ちょっと違った時間の使い方だったでしょうか。
正直、時間の使い方に正解はありません。自分が決めた時間配分で進めた方がいいならそれが正解です。
ただ、これだけは言わせてくださいね。
模試で余裕をもって終わっていないのなら時間配分は間違っています。
意固地にならず、修正が必要です。
私の方法は時間を多く取る進め方です。
試験はメンタル勝負!
ぎりぎりの時間配分では、本来の力を出せなくなってしまいますよね。
解ける問題も解けなくなってしまいます。
時間に余裕がある時間配分を見つけて本試験に望んでくださいね。
今回はこれで以上です(⋈◍>◡<◍)。✧♡
- 人に役立つ仕事がしたい!
- 脱サラして独立開業したい!
- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
- フリーターから脱却したい!
行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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