行政書士試験に望もうと考えている人で、「費用が安く済む、独学がいいかな」と思っているなら、その考え方は危険です。
はっきり言いますと、初学者が独学で進めていくことはおすすめできません。
なぜなら、何から勉強していけばいいのか分からず、無駄な時間ばかり過ぎてしまうからです。
それに独学が向いている人もいれば向いていない人もいます。
なので、今回、独学について詳しく解説します。
行政書士開業を目指すなら
短期間で「合格すること」がもっとも大切です。
独学で合格を目指すデメリットは1から勉強ノウハウを調べるところです。それでは非効率ですよ。
初期投資と考え、講座を利用して合格を目指しましょう。
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管理人
- 専業行政書士(平成28年登録)
- 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
- 相続専門として年間相談件数は100件以上
- 保有資格:行政書士、FP2級、日商簿記2級
- 副業ブログで収益(最高6万円/月)
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初学者が独学で行政書士に合格するのは厳しい!その理由を解説
独学は、少ない費用で合格もできます。
しかし、初学者が独学で行政書士試験に合格するには、極めて厳しいです。
それはなぜかと言いますと、教材選びや勉強の進め方、勉強方法まで合格するために必要な知識を知らないからです。
例えば、勉強科目で基礎法学と憲法があります。どっちから勉強するのか分かりますか?
答えは憲法からです。
このような、勉強したことがある人ならすぐに分かることでも、初めて勉強する人は分かりませんよね。
そうなった場合、短期合格はおろか、合格まで何年もかかってしまいます。
このことから、初学者が独学で進めることはおすすめできません。
独学に向いている人と向いていない人の特徴を紹介
初学者が、独学を辞めたほうがいいことは分かったと思います。
そもそも独学に向いている人、向いていない人がいるのです。
例えば、好奇心旺盛でどんなことでも調べて向上心が強い人は、独学が向いています。
以下で、独学の向き不向きの特徴を紹介します。
独学が向いている人の3つの特徴
まずは独学に向いている人の特徴からです。
- 自制心がある人
- 向上心や好奇心がある人
- 合格するために努力ができる人
このような3つの特徴がある人は独学に向いています。
自制心がある人
行政書士は長丁場の試験です。ですので、自制心がある人が独学に向いています。
期間は、短くても6か月、長ければ1年間は勉強に費やさなければなりません。
その期間の間、多くの誘惑があるのです。
例えば、「会社後の同僚と飲み」「休日の趣味」「食後のテレビ、スマホ」など
このような誘惑に負けず、合格するため勉強に打ち込まなければいけません。
なので、独学を考えているなら、必ずこの自制心を身に付けなければいけないでしょう。
向上心や好奇心がある人
勉強を進めていくと、必ず分からないことや気になることが出てきます。
その時に、向上心や好奇心を持って調べられる人が独学に向いています。
行政書士に目指すと決めて、何から何まで人から教えてもらうのを待っているようでは、合格は厳しく途中で挫折してしまうでしょう。
好奇心があり、どんなことでも調べ知識を補充する向上心がある人でなければ独学は厳しくなります。
合格するために努力ができる人
最後は、独学者だけにいえることではなく講座を受けている受験者全員にいえることです。
それは合格するために継続した努力ができる人が向いています。
行政書士は合格率10%以下の難関資格です。
試験を目指していない人と同じような生活をしていたら、合格はムリですよね。
合格したい強い気持ちを持ち、大切な時間を勉強に費やして努力できる人でなければ、厳しいでしょう。
独学に向いていない人の特徴は、向いている人の逆になる
独学に向いていない人の特徴は、先ほど紹介した向いている人の逆になるだけです。
独学は、自己管理が非常に難しく他の助けがないので勉強を進めていくのが大変です。
例えば、講座に受講していれば、「費用」も掛かっているから勉強しようと自制心が働くかもしれませんよね。
ただ行政書士に合格したいと思っているだけでは、自制心や向上心、好奇心を強く持って勉強していくのは難しいです。
このようなことを踏まえて、独学に向いていない人は向いている人の特徴の逆になるでしょう。
独学のメリットとデメリットを紹介
それでは、独学のメリットデメリットをここで紹介します。
独学がおすすめできないと言っても、独学で行政書士に目指している人が多いのも事実です。
それは、受験生の生活スタイルもあるからです。
決まった時間に勉強時間が取れないので、自分のペースで進めたいなど
このような理由から独学を選ぶ人もいるのです。
以下で、独学のメリットデメリットを詳しく解説します。
独学の2つのメリット
独学のメリットは2つです。
- 費用が安く済む
- 自分のペースで勉強を進めていける
メリット1:費用が安く済む
独学は、講座と比べたら、費用は安く済みます。
講義がない分、テキストなどの教材で済むからです。
多くの受験生が独学を選ぶ理由は、費用が安く済ませられることも要因の1つでしょう。
メリット2:自分のペースで勉強を進めていける
独学の場合、講義を聞く時間も通学などの移動時間ないので、多くの時間を勉強に費やすことができます。
講座の講義は、一コマ90分ぐらいあります。その講義を聞くためにまとまった時間を取らなければいないですよね。そうなると、育児などで忙しい主婦などは厳しくなってしまいます。
独学の場合、空いた時間で勉強を進めていけるのです。
例えば、子どもが昼寝をしている1時間だけまた、パパが息子の相手をしてくる30分だけなど
独学なら、自分のペースで勉強を進めていけるメリットがあります。
独学の4つのデメリット
次にデメリットの紹介です。
- 思った以上に費用が掛かる
- テキストなどの教材選びが大変
- 強制力がないのでサボることが簡単
- 分からないことは時間を掛けて調べるしかない
デメリットを見てもらうと分かるようにデメリットの方が多いです。
1の費用関係が矛盾しているのでは?と思うかもしれませんが・・・独学も費用が思った以上に掛かるのです。
そのことも踏まて1つずつ解説していきます。
デメリット1:思った以上に費用が掛かる
さっそく費用について説明します。
独学で、合格するための市販教材を挙げてみたいと思います。
「入門書」
2,000円
「テキスト」※科目別
10,000円
「行政書士六法」
4,000円
「過去過去問題集」(3種類)
15,000円
「模試問題集」
2,000円
「記述対策問題集」
1,500円
「判例集」
2,000円
「文書理解問題集」
2,000円
計 38,500円
※調査した場所は、通販Amazon
独学だった場合でも、40,000円程度の費用が掛かってしまうのです。
これでも最低限必要な教材になり、上記以外にも足らないと思えばさらに費用が掛かると思います。
例えば、全国模試を受けようと思えば模試代5,000円などが掛かってくるでしょう。
このように「独学なら安く済みそうだ」と思っていても、費用はそこそこ掛かることが分かったと思います。
デメリット2:テキストなどの教材選びが大変
デメリット2は、テキストなどの教材選びが大変なことです。
書店に行き、行政書士の教材関係のコーナーに行ってもらえれば分かると思いますが、似たような教材がずらりと並んでいて、どれを選んでいいか迷ってしまうでしょう。
初学者は、何を基準に選んでいいのか分かりませんよね。もし自分に合っていない物を選んでしまうと、再度買いなおすことになり費用が無駄になってしまいます。
独学の場合、教材選びがかなり大変になります。
デメリット3:強制力がないのでサボることが簡単
デメリット3は勉強をサボってしまうことです。
独学の場合、誰からも強制されませんので、勉強をするもしないも決めるのは自分になります。
また、勉強を遠ざける甘い誘惑も沢山あるのです。
- YouTubeを見る
- 友人と飲みいく
- 大好きな趣味をやる
- 仕事で疲れたから
- 勉強より仕事が
挙げたらきりがないですよね。
このように、理由を付けて勉強をサボることが簡単にできてしまいます。
デメリット4:分からないことは時間を掛けて調べるしかない
最後は、分からないことは時間を掛けて調べなければいけないことです。
講座では簡単に教えてもらえることでも、独学では自分の力で調べることになります。
科目の勉強順番、一科目に対して割り当てる時間、または法律用語の意味など
このような分からないことがあったとしても・・・インターネットや書籍で調べなければいけません。
ましてや、調べたことが間違っていたらどうでしょうか。また再度調べなければいけませんよね。
それが何度も何度も起きてしまえば、膨大な時間が掛かっていまい、短期合格は難しくなるのが容易に想像がつきます。
このように、独学の場合、悩みや分からないことは自分で解決していくしかありません。
どんな人が独学におすすめできる?再受験生と他の法律有資格者
以上で、独学のメリットデメリットの説明は終わりです。
では、どんな人が独学におすすめなのか気になりますよね。
それは・・・
- 再受験生
- 他の法律有資格者
の2人になります。
再受験生は、独学に向いています。
なぜなら一度勉強しているので、教材の種類や進め方や法律用語などになれているからです。
また、行政書士に合格したいという強い気持ちと長期間勉強した努力と自制心が備わっておりデメリットを克服するのも簡単だからです。
このように、再受験生は合格するために必要な下地できているので独学に向いているでしょう。
他の法律有資格者も独学に向いています。
法律系資格の種類は違っても法律用語に慣れているので、市販の教材でも問題なく合格できる人が多いです。
他の資格を保有しているということは、難易度が高い法律系資格の勉強をしている経験があるので、資格勉強がどうゆうものか分かっているのも強みですね。
ですので、社労士や司法書士などの他の有資格者は、独学でも行政書士に合格するのは可能です。
他の法律資格を挫折した人は受からない
法律の勉強をしていたという人がいますが、そのような人は、独学でも合格するのは厳しいです。
例えば、司法書士や社会保険労務士の試験を挑戦していたが合格できなったような人のことです。
このような人は、法律の知識は持っていても、合格する力がなく他の資格試験に逃げているだけです。
どんな試験でも、途中で挫折してしまうような人は独学で行政書士に合格するのは厳しいでしょう。
まとめ
ここまで読んで、初学者が独学で短期合格を目指すのは、厳しいと感じたのではないでしょうか。
確かに初学者に独学はおすすめできません。
費用で悩んでいるなら、先行投資と考え講座を利用して短期合格を目指しましょう。開業し行政書士になれば、1~2件の仕事をこなせば講座代はすぐに取り返せます。
時間がないという人は、家族の協力を得るなりして1日の時間配分を見直ししてみましょう。
イシマサは、合格するため夜中に勉強していた時もありました。また、仕事の休憩時間を利用して勉強もしていました。
このように、試験に合格するという強い気持ちを持っていれば、多少の問題はクリアできるのではないでしょうか。
ここまで読んでいただきたいありがとうございました。
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