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行政書士の実務はどうやって学ぶ?実務講座の必要性と覚え方を紹介!

ゆきお
ゆきお

開業する前に、実務が心配だから講座を受けようと思っているのだが…

行政書士の実務は誰もが悩むところだよね。私も同じように実務講座を検討したことがあります。

いし
いし

実務はどうしよう…

業務なんかできない

開業時、私も同じことを思っていました。

解決するため、予備校の実務講座を検討したくらいです。

しかし、ネットなどの口コミを見ると「受けてよかった」などの情報もあれば、「役に立たなかった」など様々。

どっちが本当なのだろうと迷ったものです。
※結果、執筆者は受けませんでした。

開業して7年が経ちますが、実務講座は受ける必要がないと思います。

実務講座の必要性について、私の見解を書きます。

読んでいただければ、悩みを解決することができると思います(^^)

それでは、さっそく行ってみましょう。

本記事の学び

  • 実務講座の必要性が分かる
  • 実務の解決策が分かる

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  • これから開業する新人先生…
  • 相続手続きをメイン業務したい先生…
  • 相続手続きが分からない先生…

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管理人

イシマサ@Isimasa_blog
  • 専業行政書士(平成28年登録)
  • 予備校(通信講座)&独学。4回目受験で合格
  • 相続専門として年間相談件数は100件以上
  • 副業ブログで収益(最高6万円/月)
  • twitterフォロワー数2万超え

行政書士の実務講座とは

実務講座とは、実務未経験の行政書士に向けて「大手予備校」や「某行政書士事務所」が開いている実務が学べる講座です。

なぜ?そのような実務講座が生まれたのか。

行政書士は、「資格勉強で得た学びと実務がかけ離れている」ため、実務をこなすことができないからです。

そのため、開業しても多くの人が廃業しています。

中には、開業前に二の足を踏む人も…

そこに目付けた「大手予備校」は、ビジネスと捉え、実務講座を開き行政書士をサポートしています。

実務講座の「種類」「費用」「期間」

実務講座は、予備校や講座の種類によって「費用」も「期間」も違ってきます。

以下で講座の種類を紹介します。

伊藤塾

  • 費用… 248,000円
  • 期間…計100時間以上
  • 内容…申請業務などの実務だけでなく、「開業準備」や「マーケティング」など事務所を運営していくためのスキルも身に付けさせてくれるトータル講座

行政書士実務研修センター

  • 費用… 135,000円
  • 期間…不明(1動画約5~20分)※サンプル動画
  • 内容…50以上の実務が学べる講座

TAC

  • 費用… 116,000円(web講座)
  • 期間…計16時間(8講義)
  • 内容…建設業務など主要実務が学べる講座

アガルートアカデミー

  • 費用… 66,000円
  • 期間…計20時間(10講義)
  • 内容…建設業務など主要実務が学べる講座

行政書士実務開業講座の黒田塾

  • 費用… 298,000円
  • 期間…標準学習期間6ヶ月
  • 内容…相続・遺言実務に特化した講座

行政書士の学校

  • 費用… 5,500円~128,000円 (各講座による)
  • 期間… 120~360分 (各講座による)
  • 内容…建設業務や産業廃棄物業務など個別ごとに講座あり

※紹介した講座は2022年11月末現在の情報です

以上が実務講座の種類です。

見ても分かるように、費用も学習時間も様々ですね。講座によっては何十万円も掛かる講座も…

実務講座の講師は「現役行政書士」

実際に実務講座を受けている人がいるのか?

気になるところですよね。

「Twitter」や「他のSNS」で調べましたが、そんなに受講されている方はあまり見受けられません。

正直、私も講座を受講していないので、どこがおすすめかは言えません。

私がお会いしたことある先生さんが講師をしている予備校もありました。

どちらもバリバリの現役行政書士ですね。

なので、実務講座の内容や教え方など質は分かりませんが、現役行政書士の生の声は聴けるようです

行政書士の実務講座は、利用する必要があるのか?

ここからは実務講座に対する私の見解を書いていきます。

実務講座を受ける必要はない

と思っています。

なぜなら、開業すれば嫌でも実務が学べるからです。

これを言ったら元も子もないのですが、実務未経験で開業したから言えるのです。

これから実務の学び方も伝えます。

ましてや、何十万円もする実務講座なら、事務所サイトなど他の箇所にお金を使ったほうがいいでのはないでしょうか。

ちなみに私は行政書士開業セットにお金を掛けました。

実務も人脈もなし!

そもそも行政書士開業してどう行動していいか分からなかったので、開業に必要な物がすべて揃っているセットを購入したほうが早い感じたためです。

同じような悩みを持っているなら、サクッと書籍セットを手に入れて開業ダッシュした方がいいですよ。

>>行政書士開業セットの詳細はこちらからどうぞ

開業前に、実務を学ぶのは「不可能」

行政書士になる前から、実務を学ぶのは不可能と思ったほうがいいでしょう。

講座で学んだとしても…

実際に来る仕事は様々。

実務講座の種類を見てみると

  • 相続関係
  • 建設関係
  • 産業廃棄物関係

などの主要業務がメインですよね。

建設業関係なら、相手が「法人」や「個人事業主」の経営者がほとんどであり、知り合いを通じて相談がきます。

そのような知人がいる場合ならともかく…

開業当初は、その度来る業務が違ってくるので、講座で習ったことは忘れてしまいます。

行政書士実務の「6つの学び方」

どうやって実務を覚えればいいのか?

来た業務を1つ1つ全力でこなす

ことです。

そうは言っても、実務未経験で開業するのは、やっぱり不安ですよね。

少しでもその不安を無くせるように実務の学ぶ方法を6つお伝えします。

実務の学び方

  • 行政書士会の実務研修を受ける
  • 先輩同業者に教えてもらう
  • 他の士業の力を借りる
  • インターネットを使う
  • 「実務書」や「手引き」を使う
  • 役所を使う

学び方1:行政書士会の研修を受ける

まず1つ目は行政書士会の実務研修を受ける方法です。

行政書士に登録すると、所属する行政書士会の実務研修に参加することができます。

その実務研修に参加すれば、実務を覚えることが可能です。

茨城では「行政いばらき」という雑誌が毎月送られてきます。

その中に実務研修の情報が載っています。

気になる実務研修に参加すれば実務の勉強ができます。

いし
いし

所属する茨城では、一泊二日で行われる新人研修があり、「面談の対応」や「実務の覚え方」や「事例」を学ぶことができました。

行政書士に登録すれば、実務研修がたくさんあるので、心配しなくても大丈夫ですよ。

学び方2:先輩同業者に教えてもらう

2つ目の学び方は先輩同業者に教えてもらう方法です。

前項の実務研修に参加すると、先輩同業者たちと出会え、実務を教えてもらえます。

実務研修では新人からベテランまで参加しています。

その時に、積極的に自分から挨拶し関係性を築くことで、仕事を受注したときに実務のアドバイスがもらうこと可能です。

ここで私の体験談を話します。

前項の新人研修に参加したときに、知り合いになった「講師の先輩先生」がいました。後日、未経験の業務を受注したとき、先輩先生からアドバイスをもらい農地転用申請を完了させた経験があります。

いし
いし

先輩行政書士は優しい人が多いです。それはみんな同じように実務に不安を抱いたからですね。

学び方3:他の士業の力を借りる

3つ目は他の士業の力を借りる方法です。

実務は、他士業の力を借りて完了させることが多々あります。

私がメインにしている相続とか特にです。

例えば、不動産の相続登記があれば司法書士に手伝ってもらうしかありません。相続税が発生したら税理士など

このように、他士業と連携を深めておくことで実務の相談もできます。

いし
いし

司法書士は、民法などの知識は詳しいのでアドバイスをもらうといいですよ。

他の士業と知り合う方法

どのように他の士業と知り合うのかについて教えます。

行政書士会の実務研修を通じて広げていくのがいいでしょう。

司法書士など「兼業行政書士」も多くいます。

または、先輩行政書士の「人脈」を通じて紹介してもらうなどすれば、他の士業と知り合うことができます。

開業あいさつ」に来てくれた先生と知り合いになったこともありますね。

このように、他の士業と知り合うきっかけは様々です。

開業して仕事を取るようになれば、自然と他士業と連携していくことになるので安心してくださいね。

学び方4:インターネットを使う

4つ目はインターネットを使う方法です。

現在のインターネット情報は凄い

グーグル検索で「相続 手続き 流れ」などを打ち込めば、相続手続きの方法ずらーっと出てきます。

いくつかのサイトを細部まで読めば、相続手続きの方法が簡単に分かります。

さすがに、イレギュラーな問題は対応できませんが、実務の基本的なことはインターネットで学べますね。

私も未知の業務が来た時は、「業務の概要」や「手続きの流れ」を知るために利用しています。

ただし、気を付けなければいけないのは、インターネットの情報が必ずしも当たっているとは限らないので注意してくださいね。

学び方5:実務書や手引き

5つ目は「実務書」や「手引き」を使う方法です。

行政書士の実務をこなすために、「実務書」や「手引き」は絶対に必要です。

「インターネット」や「同業他士業から得た情報」は、絶対に正しいとは限らないからです。

もしかしたら、「情報が古くなっている」「誤った知識で説明している」などの可能性もあり、何気に危険ですね(^-^;

実務書」や「役所が作成している手引き」を使って実務を習得するといいでしょう。

また、行政書士に登録すれば、毎月遅れてくる会報で実務書籍を購入することができます。

学び方6:役所を使う

最後は役所を使う方法です。

行政書士の業務の多くが行政(役所)が関わってきます。

ポイント

  • 建設業→土木事務所
  • 相続→市役所
  • 外国関連→入管
  • 自動車関連→運輸局

関連する役所に相談すれば、実務の流れを教えてくれます。

この方法が一番安心です。

直接業務の窓口になる役所なのですから…言うとおりに進めれば、嫌でも実務を完了することができるからです。

専門家だから役所に聞くのは恥ずかしいと思っていてはダメですね。

聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

ということわざあるくらいです。

分からなければ素直に役所に聞くことが一番です。

まとめ:講座より集客を考え実務に繋がる

以上の6つが実務の覚え方です。

読んでいかがだったでしょうか?

これから開業する人は、実務の覚え方に不安を覚えますよね。

「実務講座を受けるか」は、自己の判断です。

少しでも、行政書士になる前に不安を取り除きたいと思えば、実務講座を受けるのも「一つの手ですね。

しかし、もう一度費用面をよく考えてください。

行政書士登録費約30万円+実務講座15万円…計45万円も掛かってしまいますよね。もしかしたら、受験も合わせたらそれ以上かも…

行政書士に登録すれば、いくらでも実務を覚える方法はあります。

そして、確実に実務を覚えるには

実践で学ぶのが一番

です。

実際に取って業務をこなすことですね。

実務講座に使うお金を「仕事を取る(集客)方法」に使ったらいかがでしょうか。早く一人前の行政書士になる近道です。

今回はここまです。

こちらでも開業の実務について書いた記事があるので参考にしてください。

  • 人に役立つ仕事がしたい!
  • 脱サラして独立開業したい!
  • 手に職を付けたい!
  • 会社の給料に不安を感じた!
  • フリーターから脱却したい!

行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。

それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。

「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。

⇩⇩

行政書士を目指すなら読むべき記事

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