開業あいさつってした方がいいんじゃろうか?
私が開業した時はしましたよ!
行政書士事務所を開くとき、開業あいさつをするべきか悩むと思います。
できることなら開業のあいさつはしたくないと思っている人も多いはずです。
「恥ずかしいからこっそり開業したい」 「失敗もあり得るから・・・成功してから報告したい」
こんな理由で…
当時、私も同じようなことを思っていました。
本当に食べて行けるのか不安もあり、失敗したときを考え、親近者や友人たちに伝えるのが恥ずかしいと思っていました。
しかし
開業のあいさつはするべき!
です。
なぜなら、仕事に繋がるから。
また、行政書士としての経験値アップや人脈に繋がる可能性もあります。
結果…開業のあいさつ回りはした方がいいでしょう。
今回は、私の体験談をふまえて開業あいさつについてお伝えします。
この記事の学び
- あいさつ回りの大切さが分かる
- あいさつ回りの範囲が分かる
- あいさつ回りの方法が分かる
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ネットの情報は真逆!あいさつ回りをするか悩む?
冒頭であいさつ回りは必要と伝えましたが、それでも悩むと思います。
悩む理由はインターネットでは
あいさつ回りはしなくてOK!
など書かれているからですね。
迷惑になるからあいさつ回りは必要ない。
このような理由がチラホラ書かれています。
私もあいさつ回りをするかしないか本当に悩みました。
結果的にあいさつ回りは必要
それでも
あいさつ回りはするべき!
仕事を取らなければ、飢え死になりますよね。
飢え死と聞くとそんな大げさと思うかもしれませんが…
仕事がなければ一銭もお金が入ってきません。
開業することは、何の保障も受けずに生活するためのお金を稼ぐ必要があります。
あいさつ回りしなくても、仕事が取れればする必要はありません。
しかし
稼ぐを稼ぐツテ!
がなければ、あいさつ回りは必須です。
このように、仕事を取るための手段と考えてくださいね。
あいさつ回りをするときは、仕事に繋がる範囲を明確にする
あいさつ回りの必要性は分かったと思います。
しかし、やみくもにあいさつ回りをしても意味がないので、範囲を明確にするべき。
市役所の職員にもしている人がいますが…
公務員から特定の専門家を紹介することはありません。
あいさつ回りにも
- 時間
- 労力
- 費用
が掛かります。
ですので、範囲は明確に絞ってあいさつ回りをしたほうがいいでしょう。
あいさつ回りをする具体的な3つの範囲
具体的な範囲といわれてもなぁ…
なので、3つの範囲をお伝えしておきますね!
- 親せき及び友人
- 同業者
- 他士業の先生
この範囲でいいでしょう。
嫌がらずあいさつ回りしておけば、仕事が来るかもしれないですよ。
範囲1:経験値を上げてくれる親せき及び友人
親せき及び友人のあいさつ回りは重要です。
嫌だなぁ…
と思った人もいると思います。
しかし、開業当初、仕事が貰える可能性がある大切な人たちなんですよ。
経験したことがあるはずです。
何か頼むとき、まず知っている人へ頼もうと思うはず…
まったく知らない人へ頼むより、安心して頼めるはずです。
顔も知っていて話したこともあり、どんな性格でどんな顔つきなのか。
これだけであなたに対する信頼度はグッと上がりますよね。
開業当初は経験が少ないこともあり、実務を進めるのが大変です。
なので、覚えるためにも顔見知りのお客さんのがいいです。
経験値上げにも収入にも繋がるので、親せきや友人にあいさつをすることは大切です。
範囲2:実務のアドバイスを貰うための同業者
次に同業者です。いわゆる先輩行政書士たちです。
する理由は
- 実務のアドバイス
- 人脈作り
- 仕事の繋がり
大まかにこの3つです。
開業当初、アドバイスが貰える先生がいると
- 業界のこと
- 仕事の取り方
- 実務の進め方
など多くのアドバイスをもらうことができますよ。
私は、初めての業務を請け負った時に、先輩先生から的確なアドバイスをいただき無事に仕事を完了させました。
同業者と連携を深めておくと困ったときに助かります。
追記・・・開業してから7年が経ち、あいさつ回りした先輩先生から少しずつ仕事の依頼が来るようになりました。
このように、地道に頑張っていれば、いずれ紹介もあります(^^)/
同業者は開業地域のみOK
同業者のあいさつ回りは、同じ市に住んでいる先生だけでいいと思います。
実際に私も同じ市に住んでいる同業者だけにしました。
広範囲だと、時間と労力が掛かってしまうので避けるようにしましょう。
会員名簿が貰えるので、そこからピックアップしてください。
中には忙しい先生もいるので、事前アポを取ってから行くほうがいいですね。
支部を統括する支部長へあいさつ
行政書士になると、○○支部に属することになります。
私なら茨城県西支部。
支部ごとに支部長がいるので、あいさつ回りをしておきましょう。
私の体験談ではありませんが
同期の先生は、初業務のとき支部長から手取り足取りアドバイスをいただき、無事に完了することができたと言っていました。
新人が支部長にあいさつをしに行けば、優しく接してもらえる可能性大ですね。
基本的、先輩先生は優しい!
です(^^)
支部長にもあいさつ回りに行きましょう。
範囲3:仕事をスムーズに進めるための他士業
最後は、他士業の先生ですね。
あいさつ回りすることで、仕事をスムーズに進められるようになりますよ。
行政書士の業務は、他の士業とタッグして完了させることがあります。
相続業務なんていい例ですね。
- 不動産手続き→司法書士
- 年金手続き→社会保険労務士
- 相続税手続き→税理士
- 紛争→弁護士
相続手続きは、不動産の名義変更手続き(相続登記)が高い確率で発生しますので、司法書士と連携することが多いですね。
このように、行政書士は他の士業と連携し業務を完了することが多いので、他士業と関係を密にしておくことが重要になります。
あいさつ回りは、他士業にもしておくといいかもしれないね。
他士業から仕事が来る
逆を返せば、他の士業も同じです。
仕事を完了するため他士業の力が必要になる可能性があるということです。
他の士業とネットワークを作っておけば、仕事が来ることもありますよ。
あいさつ回りの方法を解説
あいさつ回りの範囲も分かりましたね。
ここからはあいさつ回りの方法を紹介します。
「開業しました」を伝えることが開業あいさつ
まずは、どんな形式の物で作るのかです。
大半の人はハガキか封筒のどちらかが多いですね。
とは言え、方法は形式にとらわれる必要はありません。
相手に
開業しました!
というお知らせができればいい。
以前、私宛に届い同業者さんのあいさつはハガキで送って来てくれましたよ。
読んだ私は「開業したんだ」ということが分ります。
開業のあいさつ方法
それでは、私が行った開業時のあいさつ方法をお伝えします。
私が取ったやり方は、相手に合わせた方法であいさつ回りをしました。
その理由は、関係性も住んでいる地域も違うからです。
自分からみて、相手側がどのような関係性でいるのかによって、あいさつ回りの方法を選ぶようにするといいですよ。
開業前に親せきや友人たちへ
まずは開業前に親せきや友人にしました。
「行政書士の資格を取ったから、近々開業することになります。・・・」とLINEや電話で報告。
開業前にすることで、仕事を頼んでくれる可能性があるからです。
私の場合は、口コミが広まって親せきや辞めた職場の人から相続手続きが来ましたよ。
開業後は同業者及び他士業へ訪問あいさつ
開業後は、同業者と他士業の先生にしました。
私はハガキなどの郵送はせずにできる限り訪問してあいさつを行いました。
その理由は、顔を覚えてもらうことと情報を仕入れるため。
再度連絡しても問題なくアドバイスもらえそうかなどを判断します。
このように、「相手がどのような人なのか」「自分と性格が合いそうか」などを見極めるため、できる限り訪問してあいさつをするようにしました。
まとめ
以上、開業時のあいさつ回りについて解説しました。
あいさつ回りをして結果的に良かったと思います。
なぜなら、
- 実務の情報も手入れる
- 同他士業の先生との連携も取れる
- 仕事の受注にも繋がる
このような恩恵を受けたからです。
結果的に、行政書士として活動できるだけの人脈や経験が身に付けられました。
なので、あいさつ回りすることによって損することはありませんので、実行したほうがいいです。
開業を考えているなら、あいさつ回りを今からでもやっていきましょう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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- 手に職を付けたい!
- 会社の給料に不安を感じた!
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行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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