本気で勉強していると、一般知識の足きり(24点)が恐怖になってくる受験生もいるのではないでしょうか。どんなにいい点数を取っていても一般知識で足きりになればその時点で不合格。今まで勉強してきたことがすべて水の泡になってしまいます。
私も、3回目の試験で足きりに合いました。この時は本当に呆然としたのを覚えています。1年間の努力が一瞬にして水の泡とかし、また1年間頑張っていかなければならないかと嘆いたものです。
その時は、もう一生受からないんじゃないかと思い合格を諦めようと思ったぐらいです。
ですので、一般知識の足切りに合わないために勉強をしなければいけません。しかし、多くの受験生は、一般知識の勉強方法に悩んでいます。
というのも、一般知識の政治・経済・社会など法律の勉強と違ってどうやって勉強して点数を取ればいいのか…分からないのです。
今回、一般知識の勉強方法について詳しく解説します。しっかりと勉強して対策を取れば足きりを超えた32点程度は取れるようになります。
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一般知識の配分割合。足きり24点
まずは、一般知識の配点の割合から説明します。
【一般知識の配点割合】
政治・経済・社会…約7問×28点
情報通信関係…約4問×16点
文章理解…約3問×12点
計14問56点(足きり6問24点)
足きりを逃れるためには、情報通信関係と文章理解がポイント
32点を取るためにどのくらいの割合で点数を取ればいいのか説明します。
政治・経済・社会は、無限といえるほど範囲が広いので勉強したからといって確実に点数が取れるとは限りません。今までの努力が水の泡にならない為にも、確実に対策が取れる情報通信関係と文章理解を集中的に勉強して、得点できるようにしましょう。
割合として情報通信関係が2問、文章理解が2問の計4問、そして、政治経済社会で2~4問を取ることが現実的な目標です。しかし、法令科目のほうが配点数も勉強する量も多いので、一般知識に多くの勉強時間を掛けられないので注意。
下記で勉強スケジュールの立て方について書いた記事を参考に挙げておきます。
一般知識を甘く見ている受験生たち。5つの理由を紹介
行政書士試験の勉強をしていると、法律をメインに勉強してしまう傾向があります。それは、しょうがないですよね。
一般知識の割合は、全体の2割で残りの8割は法科目なので、必然的、法律の勉強を優先してしまうでしょう。
そのようなことから、中には一般知識を甘く見てしまい勉強を疎かにする人もいます。受験当時たくさんの人と情報交換をしていて一部の受験生が勉強しない理由を言っていたことがあります。
- 出題傾向が、毎年変わるから勉強しても意味がない
- 文章理解は、学生のときに国語が得意だったから大丈夫
- 時事問題の過去問を解いても意味がない
- 政治、経済、社会は捨ててその他の問題で足きりを逃れよう
- 時事は得意だからぶっつけ本番でどうにかなるから大丈夫
このような理由で一般知識を疎かにしている受験生がたくさんいたのを覚えています。
もし、あなたも同じようなことを考えていたら危険ですよ。
法律科目はもちろん生活社会で使う一般知識も問われているのが行政書士試験です。法律科目と一般知識の両方ができて初めて合格できることをしっかり認識しなければいけません。
「政治・経済・社会」インターネットで情報検索はムダな時間
政治・経済・社会は毎年受験生を悩ませる分野ですよね。中には、インターネットを使って出題傾向などの有力情報を探そうとしている受験生がたくさんいます。
はっきり言いますと…そんなことしても時間の無駄になるので止めたほうがいいです。正直、ネットで載っている情報に有力な物もなければ、信頼できる資格学校の情報もアテになりません。本試験になってみないと出題される問題は分からないのが政治・経済・社会の問題です。
政治・経済・社会でも過去問が重要!分析できれば点数が取れる
そんなことよりも、過去問を分析することに集中したほうが点数が取れます。過去問分析と聞くと「過去問を解く」と思っている人がいますがそうではありません。下記で過去問分析について書いた記事を挙げておきます。
過去問分析をメインにした勉強方法を身に付け、テキストの内容や過去問題を頭でかみ砕き自分自身に説明できるように勉強していくことが重要です。
独自の過去問分析は、本試験で役に立つ
過去問分析の方法は、独自のやり方を身に付けなければいけません。なぜなら、一見無駄だと思える分析でも、本番で大きな力を発揮してくれます。
分からない問題が出題されたとき、あらゆる角度から分析し正解までたどり着けるようになるのです。
一例でこんな問題があったとします。「日本は、中小企業より大企業のが多い?」知識が無くても、普通に考えれば、中小企業のが多いことが分かりますよね。
テキストに載っていない内容でも、問われていることをしっかり理解すれば正解できる問題がたくさんあります。
これが合格者の解答テクニックといわれるものです。このような解答テクニックを身に付けていることで、テキストの内容を読んでなくとも正解に結び付けられるようになります。
このように、独自の分析方法を身に付けた上で、テキストと過去問に載っている政治・経済・社会を勉強すれば、4問取ることは簡単です。
一般知識の勉強の進め方
一般知識の勉強は、ざっとテキストを確認し約5年分の過去問を解いて分析します。それが終わったら集中的に情報通信関係の勉強をしていきましょう。
個人情報保護法、行政機関情報保護法、情報公開法、公文書管理法などは、法律の勉強と同じで条文・テキストの読み込みと過去問分析で対応可能です。
くれぐれも、個人情報保護士認定試験などの他の資格を受けようとは考えないでください。時間と費用の無駄です。それに開業しても何の役にも立ちませんので。
文章理解が苦手な受験生は、要注意
次に文章理解です。文章理解は例年3問出題され、傾向も同じです。なので、最低2問は正解しておきたいところです。
文章理解は、いままでの勉強経験や読書歴で掛ける時間が異なってきます。例えば学生時代に国語や読書が得意。文字を読むこと、内容を理解することに慣れているならそこまで時間を掛ける必要もないでしょう。
逆に、文章を読むことに慣れていない人は大変です。試験では、文章を理解する能力が必須になるからです。文字を読む能力が低ければ、テキストの内容把握、問題文の問いを理解するまで時間が掛かってしまいます。
文章理解は、出題されるだけなく勉強する上で、文章の理解力が必須になることを頭に入れておきましょう。
文章理解は早い段階での対策が必要
文章理解の能力が低いと思ったら、早い段階での対策が必要になってきます。
文章理解の能力は、短期間で身に付けられるものではありません。試験勉強を開始したと、同時に進めていくのがいいでしょう。
文章理解の勉強方法は、公務員の問題集(文章理解)を買って1日3問ぐらいを解くだけです。行政書士のテキストを読むことも文章理解の勉強になりますし、問題文を読むことも対策になります。
問題集を解く場合は、問題文の内容を1回で理解することを心がけ、要点だと思う箇所に線を引くようにしましょう。これを本試験まで続ければ自然と文章理解の能力が身に付いていきます。
まとめ
一般知識の点数目標は、32点を目指すことが妥当なところです。
情報通信関係と文章理解で4問、政治経済社会で2~4問を取るのがいいでしょう。
情報通信関係は、過去問分析と条文の読み込みで対応可能です。文章理解は、早めに公務員試験問題などで対策していくことが重要です。
政治・経済・社会については、過去問分析が最も重要になります。そして最新の時事情報を仕入れるには、直前模試で仕入れれば問題ありません。
過去問の分析方法を身に付けて、一般知識の恐怖に打ち勝ちましょう。
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行政書士を目指すきっかけは人それぞれだと思います。
それでも行政書士になりたいと目標や夢を持ったなら下記の記事を読んでください。
「行政書士を目指し食べていけるまでになった10年間の経験談」をまとめました。
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